ルイス・ハミルトン F1イタリアGP決勝「表彰台でファンに会う資格はない」
フェラーリのルイス・ハミルトンは、イタリアGPで6位に順位を回復し、「マシンを完全に掌握していると感じた」と語った。

7度のワールドチャンピオンであるハミルトンは、週末の前に行われた前戦オランダGPでの違反によって5グリッド降格のペナルティを受け、10番手からのスタートとなったが、序盤にポジションを上げ、フェラーリで迎えた初のモンツァを6位でフィニッシュした。

チームメイトのシャルル・ルクレールの2つ後ろのポジションでレースを終え、フェラーリはホームで表彰台を狙えるペースを欠いたが、40歳のイギリス人はそれでも週末を通じての進歩に手応えを感じていた。

ハミルトンはこう語った。
「今日は間違いなくマシンを完全に掌握できていると感じて、本当に満足していた。スタートはすごく良くて、何台かの間に挟まれて引かざるを得なかったけど、1コーナーと4コーナーでのポジションには本当に満足している」

「その後はジョージにすごく接近していて、振り返ってみればアンダーカットを狙うべきだった。ロングスティントにしたのは報われなかった。それは僕たちが学ぶことになる」

「それ以外では、ペナルティを受けた後に6位まで戻せたことに本当に感謝している。ティフォシの前でこうしてしっかりした走りができるなんて信じられない。今日このバナーの下で走るのは特別だった」

「今日は表彰台に値しなかったから上がるつもりはない。でも多分、ピットウォールに出てファンのみんなに会いに行くだろう」

「シャルルは全力を尽くしていた。マックスは前にいる。僕たちにはレッドブルの速さはない。今日は本当に速かったし、マクラーレンの速さもない。だから僕たちは4位か5位あたりだと思う」

「僕たちが卓越した仕事をすれば、どこかで表彰台を得られる可能性はある。チャンスはあるけど、純粋な速さという点では、それは持っていない」

ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)フェラーリはホームで4位と6位という結果を残した。

フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、ハミルトンのリカバリーを称賛した。

ハミルトンはフェラーリでのデビューシーズンに苦しみ、失望の続くシーズンを送っており、これまで16戦でまだ表彰台を獲得できていない。

しかし、バスールはF1のサマーブレイク以降の2戦で、ハミルトンが復調してきたと考えている。
「彼は戻ってきた。ペナルティで中団にいたけれど、最初のスティントは力強かった」とバスールはレース後に語った。

「最後に(ラッセルに対して)タイヤのアドバンテージを持とうとしたけど、デグラデーションが低すぎた。それでも本当に良いレースだったし、彼にとっても嬉しい。7月は厳しい時期だったけど、彼は戻ってきた。ペースも戻った」

「良い週末だったし、良い気分、良いアプローチで臨んでいた。シーズン残りにとってプラスになると思う」

さらにバスールは続けた。
「目標は表彰台だった。シャルルは序盤に素晴らしいバトルをして力強いレースをしたけれど、タイヤがオーバーヒートしてしまった。僕たちはマクラーレンからそれほど離れていなかった。マックスは飛ぶように速かった」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1イタリアGP