ルイス・ハミルトン フェラーリF1の特性に戸惑い「エンジンブレーキは初体験」

12シーズンにわたってブランクリーに本拠を置くメルセデスF1チームに在籍していたハミルトンは、2025年にフェラーリへ移籍。その結果、これまで常に使用してきたメルセデス製のパワーユニットからフェラーリ製ユニットに切り替えることが、彼にとって最大の課題のひとつとなっている。
今季のベストリザルトはイモラでの4位というハミルトンは、すでにSF-25への適応に苦労していることを公言しており、特に「エンジンブレーキ」の扱いに苦戦していると語っていた。これはメルセデスでは使用したことがなかった技術だ。そして今回、さらなる障害となっている要素を明かした。
「うまく説明するのは難しいけど、コーナーでの挙動、コーナーバランス、車高、そういったものが全部違うんだ」とハミルトンはRacingNews365の取材に答えた。
「メルセデスにいたときは、マシンがすごく硬かった。かなり硬くて低く走らせることでダウンフォースを稼いでいた。でも今はすべてが違う」
「キャンバーの取り方も違うし、エンジンの挙動も、エンジンブレーキも違う。エンジンブレーキなんて、これまで一度も使ったことがなかった」
「こうした異なる要素が一気に押し寄せてくるから、それに慣れるには少し時間がかかる。でも、慣れていく過程を楽しんでいるよ」

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