ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍可能を知った電話で「床に座り込んだ」

バーレーンでのF1プレシーズンテスト3日目を終え、ルイス・ハミルトンはフェラーリ・SF-25にさらに慣れてきた。昨年のコンストラクターズ選手権で2位となったフェラーリは、2024年にカルロス・サインツとシャルル・ルクレールをグランプリ優勝に導いた。
フェラーリは、2025年にルイス・ハミルトンが8度目のドライバーズタイトルを獲得できるようなマシンを提供したいと考えている。
ルイス・ハミルトンは2018年にはすでにフェラーリ会長のジョン・エルカンと話をしていたが、2020年までにフェラーリで走ることはないだろうと認めていた。
しかし、2023年12月にコロラド州の自宅にいたルイス・ハミルトンに電話がかかってきたことで、すべてが変わった。
ルイス・ハミルトンがジュニア・ドライバーだった頃に一緒に働いていたフェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、スター選手の最新のメルセデスとの契約に、彼をフェラーリに引き抜く可能性のある条項があることを嗅ぎつけた。
バスールは電話でハミルトンにフェラーリへの移籍を打診した。
ルイス・ハミルトン、フェラーリからの電話の鍵となる部分を語る
「電話を切った後、体が震えそうになったのを覚えている。『ああ、神様!』って感じだったよ」とハミルトンはTIMEに語った。
ルイス・ハミルトンは、電話の後、友人と2人でショックのあまりバスルームの床に座り込んだと主張している。
「マジかよって感じだった」とハミルトンは語った。「文字通りメルセデスと契約したばかりだった」
「受け入れるには多くのことがあり、感情は本当に高ぶっていた。だから正直、散歩に出かけなければならなかった」
ルイス・ハミルトンはまず1時間ほど歩き、考えた。それから数日間、瞑想に費やした。
「目も本当に落ち着いて、今ここにいるという感覚があった」とハミルトンは振り返る。
「僕にはこれが正しいことなんだ」
「あまり長い間じっとしているわけにはいかない」
「また何か落ち着かないことに身を投じなければならなかった」
「正直に言うと、僕の初めてのことはすべて終わったと思っていた。初めてのマシン、初めてクラッシュしてしまったこと、初めてのデート、初めての登校」
「『初めてのレッドスーツ、初めてのフェラーリ』という考えに興奮した」
「すごい。正直、これほど興奮したことはない」

メルセデスの将来について語るハミルトン
ルイス・;ハミルトンは、チームの結束を高めるためのペイントボール大会で、長年のメルセデスの同僚たちに退団を告げた。
ルイス・ハミルトンは、彼らは協力的だったが、その後のペイントボールゲームでは散々な目にあったと認めた。
「わだかまりはない」とハミルトンは認めた。
「まったくない。僕たちは多くのチャンピオンシップを制した」
彼は元チームについて次のように語った。「彼らは世界選手権を制するのに必要な要素をすべて備えており、さらに多くの世界選手権を制するだろう。疑いの余地はない」
ジョージ・ラッセルは2025年にメルセデスのシニアドライバーとなった。昨年、ラッセルはハミルトンを総合的に上回る予選結果を残し、その能力の高さを示した。
トト・ヴォルフが将来の大スターと期待するアンドレア・キミ・アントネッリがハミルトンの後任となった。
メルセデスは、W16がハミルトンが昨年直面した多くの問題を解消していることを期待している。
カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ