ルイス・ハミルトン フェラーリは「今まで乗ったF1マシンとはまったく違う」
ルイス・ハミルトンは、フェラーリのF1マシンを初めて運転した感想を「今までのマシンとは全く違う」と語り、「独自の存在」と表現した。

7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンは、2013年からメルセデスで走り、7度のワールドタイトル中6度を同チームで獲得している。ハミルトンは2月19日(水)にフィオラノ・サーキットのコース上でのSF-25のシェイクダウン走行を実施。1月には2024年のマシンを運転し、初めてフェラーリのマシンを体験している。

スクーデリア・フェラーリが公開した動画で、ルイス・ハミルトンはフェラーリとそれ以前のF1マシン(すべてメルセデス製エンジンを搭載)との興味深い比較を披露した。

「長い間それを待ち望んでいたので、マシンを走らせたときは、まるで新しい未知の旅に出るような気分だった」とフィオラノでのフェラーリF1マシンの初ドライブについてハミルトンは語った。

「物心ついて以来、最もワクワクする出来事だった」

「橋の上にティフォシがいるのが見えた。僕は『橋ってどこにあるんだ?彼らが言っている橋って何だ?』と思った」

「そしてついに第1コーナーまで来て、彼らが見えた。それは本当に驚きだった」

「そして最終的には、とにかくコース上での走行を続けたいと思った。このマシンは、過去10年、12年、17年間に乗ってきたマシンとはまったく異なる」

「独自の個性を持っている。そして初めてフェラーリエンジンの振動を感じた。それが最終的に最高の笑顔を引き出せた理由だと思う」

ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

ルイス・ハミルトン、フェラーリでの初日に反応
ハミルトンは、フェラーリでの初ドライブ以前に「人生で初めての経験はすべてした」と思っていたと付け加え、それをグランプリマシンの初めての周回に例えた。

「人生には特別な初めての経験がほんの一握りしかないという事実を強く意識している。初めてのキス、初めてのデート、初めての学校、初めての仕事などね」とハミルトンは説明した。

「正直、自分の初めての経験はすべて経験済みで、もう二度と新しい経験などないと思っていた」

「そして、これほど長い間レースを続けてきたにもかかわらず、自分がやっていることをこれほどまでに愛していることに自分でも驚いている」

「そして、それはとても新鮮に感じられた。スーツを着てコックピットに乗り込み、興奮した。それは、21歳の時に初めてF1マシンに乗った時のことを思い起こさせるものだった。20年前のことだ」

「でも、今回は違った。なぜなら、僕はいつも、赤に囲まれたコックピットに座るのがどんなものなのか想像していたからだ」

フェラーリのスタッフに会った時のルイス・ハミルトンのコメント
また、先月初めてフェラーリのファクトリーを訪れるまで、その規模の大きさを理解していなかったと、ルイス・ハミルトンは付け加えた。

「この日を迎えるまで、何ヶ月も何ヶ月もかかった。今週のレース開始を待つ期間としては、正直に言って最長だった」とハミルトンは語った。

「でも、毎日が新鮮でワクワクするものだった。チームのメンバーに会ったとき、彼らの歓迎と情熱に圧倒された」

「僕はレースの世界に長年いるけど、フェラーリについてはほんの一部しか知らない。レースチームは知っているけど、当然、その背後には大きなチームがあることも知っている」

「でも、実際にそこに行って彼らを見ると、それはとても広大で、レース週末には100人ほどの小さなチームがいて、彼らの情熱を見ることができる。そして、その背景には何千もの人々がマシンに取り組んでいる。それはとても素晴らしいことだ」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ