ルイス・ハミルトン フェラーリF1でアンジェラ・カレンと再タッグ？
ルイス・ハミルトンは、ほぼ1年前にメルセデスからフェラーリに2025年から複数年契約で加入することを発表しており、フェラーリのドライバーとしての最初のシーズンに向けて準備を進めている。
ルイス・ハミルトンとアンジェラ・カレン、2025年にフェラーリで再会？
これはハミルトンの輝かしいキャリアの中で2度目のチーム移籍であり、これまでの唯一の移籍は2013年にマクラーレンからメルセデスに移籍した時だった。
F1史上最も成功したドライバーであり、7回の世界選手権優勝と105回のレース優勝という記録を持つハミルトンは、今月下旬にフェラーリで正式に仕事を開始する予定だ。
最近の報道によると、ハミルトンは1月にフェラーリの2回のTPC（旧車テスト）に参加する予定で、1月20日から始まる週にチームのフィオラノテストトラックでデビューし、その後バルセロナで2日間の走行を行う予定だという。
ハミルトンは先週火曜日（1月7日）に40歳の誕生日を迎え、現在は短い冬休みを楽しんでいる。
この機会を記念して、ハミルトンはインスタグラムのストーリー機能を使って、スキー休暇中に山頂に立つ自身の写真を投稿した。
「また太陽の周りを一周した。誕生日のお祝いの愛をありがとう。すでに一生懸命働いている。またすぐに話そう」とハミルトンはキャプションで書いた。
同日、アンジェラ・カレンは、ハミルトンのF1レースナンバー「44」が描かれた小さな赤い旗を背景に、ゲレンデで撮影した自身の写真も投稿した。
スキーウェアもフェラーリを連想させる赤2人が一緒にスキー旅行に行っていたのか、それとも別々に旅行していたのか、あるいはソーシャルメディアでの活動が意図的に同期されていたのかどうかは不明だ。
アンジェラ・カレンはルイス・ハミルトンのメルセデスでのキャリアの大半で側近の重要メンバーとして活躍し、2016年にはハミルトンの理学療法士兼アシスタントとなったが、2023年の初めに2人は袂を分かった。
ルイス・ハミルトンはアンジェラ・カレンの支援のもと絶頂期を過ごし、2017年から2020年にかけて4年連続でタイトルを獲得し、ミハエル・シューマッハの長年保持されていた世界選手権7回制覇の記録に並んだ。
ハミルトンは2021年にグランプリでの勝利数とポールポジション数を100回以上達成した初のドライバーとなったが、カレンの退任は、2022年にハミルトンが2年連続で勝利なしとなった最初のシーズンの直後に行われた。
2023年初頭のカレンの退任後、ハミルトンは自身のキャリアに対する彼女の影響に敬意を表した。
「当然ながら、人々は遠くから見ているので理解できないだろうけど、彼女は私の人生で起こった最も素晴らしい出来事の一つだ」とハミルトンは語った。
「僕は幸運にも多くの人と一緒に仕事をしてきたけど、彼女は僕が出会った中で最も勤勉な女性だ」
「彼女は集中力があり、無私無欲で、僕の週末を平和にしてくれる」
「目覚めるたびに、何時であろうと、彼女はとにかく前向きだ。ネガティブな日は一日もなかった。これはとてもとても大切なことだ」
「人生において、周囲に前向きな人がいることは大切だと思う」
「重荷を背負って歩き回ることはできないし、落ち込んでいるときに励まし、向上させてくれることのない人々と一緒に歩き回ることもできない」
「そうしてくれる人が周りにいる必要があります。彼女はその一人だ」
今月初めの報道によると、ハミルトンはフェラーリで、昨年ハミルトンの側近に復帰した元レーシングドライバーでマネージャーのマーク・ハインズを含む大勢の個人的な取り巻きと合流する予定だという。
ハミルトンはフェラーリにカメラマン、トレーナー、警備員、そしてF1以外の事柄を扱う「少なくとも1人」のコミュニケーション・広報責任者も同行する予定だ。
PlanetF1.comは昨年、ピーター・ボニントンがメルセデスからフェラーリに移籍してハミルトンに追随することはないだろうと報じており、リカルド・アダミがフェラーリでハミルトンの新しいレースエンジニアになると予想されている。
アダミは以前、ハミルトンの前任者であるサインツや4度の世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルと仕事をしており、昨年はハミルトンが新しいレースエンジニアの第一印象を得るためにベッテルにアプローチしていたと主張していた。
一方、ボニントンはメルセデスのレースエンジニアリング責任者に昇進したが、ハミルトンの後継者である10代のセンセーション、アンドレア・キミ・アントネッリのレースエンジニアとして留まると予想されている。
新たな環境にもかかわらず、ハミルトンはフェラーリの多くの馴染みの顔ぶれから歓迎されることになっており、同ドライバーは以前から複数の幹部と関係があることが知られている。
フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、2006年にARTグランプリチームのボスとしてハミルトンのタイトル獲得となったGP2シーズンを監督し、その結果、ハミルトンは2007年にマクラーレンのF1シートを獲得した。
ハミルトンはフェラーリのジョン・エルカン社長とも親しい関係にあることで知られており、2023年には数年前にシチリア島で行われたグーグルのイベントで出会って以来、2人は連絡を取り合っていることを明らかにした。
ロイック・セラは、昨年10月にフェラーリのシャシーテクニカルディレクターに就任するまで、メルセデスでの成功の年月を通じてハミルトンと共に働いていた。セラは、2月19日に正式に発表される、コードネーム「プロジェクト677」と呼ばれるフェラーリの2025年F1マシンの開発を主導している。
ジェローム・ダンブロジオはセラと同じ日にフェラーリで働き始め、チームの副代表とジュニアアカデミーの責任者に任命された。元マルーシャとロータス・ルノーのドライバーは、2023/24シーズンにメルセデスで短期間在籍し、2023年後半にチーム代表のトト・ウルフが膝の手術から回復中に一時的に彼の代役を務めた。
カテゴリー： F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ
