ハミルトン 「メルセデス支配時代でさえ今のレッドブルF1ほど速くなかった」
ルイス・ハミルトンは、F1サウジアラビアGPを終えて、レッドブルのRB19ほど「速いクルマを見たことがない」と語った。

レッドブルはバーレーンとサウジアラビアで2戦連続ワンツーフィニッシュを達成し、2023年シーズンの序盤戦を支配している。マックス・フェルスタッペンが予選でドライブシャフトの故障によりジェッダで15番手からスタートしたにもかかわらずだ。

メルセデスは数年間F1を支配し、2016年には21戦19勝とピークに達したが、ハミルトンは、当時よりも今のレッドブルの方が大きなアドバンテージを持っていると感じている。

ファンが現状に飽きてしまうのではという質問にルイス・ハミルトンは「僕が言うことではないかもしれないけど、こんなに速いクルマは見たことがない」と語った。

「僕たちが速かったときでも、こんなに速くはなかった。僕がみたなかで、他の車と比べても一番速い車だ。なぜか、理由や方法は分からないけど、彼(フェルスタッペン)はすごい速さで僕を追い抜いた。圧倒的なスピード差があったから、ブロックする気にもならなかった」

「もちろん、誰もがみんなを接戦で見たいと思っていると思うけど、それが現実だ。僕の問題でも責任でもない」

ハミルトンはバーレーンでの開幕戦と同じ5位でレースを終え、チームメイトのジョージ・ラッセルはフェルナンド・アロンソのペナルティの後、一時的に3位を継承したが、裁定が覆り、4位に戻った。

「総合的には満足している。難しい予選を経て前に進んだ。今日はそれをポジティブに変えるために、ポイントを獲得した」とハミルトンは語った。

「僕はハッピーだし、ジョージも3位という素晴らしい結果を残してくれた。今回はマシンのセットアップがうまくいかず、ジョージが正しいセットアップをしてくれたので、次回は正しい方向に持っていけるように努力しなければならない」

ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1

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