ルイス・ハミルトン 「リカルドはメルセデスF1のリザーブには勿体ない」
ルイス・ハミルトンは、ダニエル・リカルドが2023年にメルセデスF1チームのリザーブドライバーになるには「あまりに才能がありすぎる」と語った。

2021年に3年契約でマクラーレンに加入したダニエル・リカルドだが、一連のパフォーマンス不振の後、チームは2023年にオスカー・ピアストリと交代するために1年早くに契約を解消。次にどこに行くのかに注目が集まっている。

ダニエル・リカルドは、チームと3年契約をカバーするためにマクラーレンから給与補償を受けると理解されており、2023年はF1レースから1年間サバティカルをとり、代わりに別の1チームでリザーブドライバーを務める可能性が報じられている。

これは、ルノーを名乗っていたアルピーヌF1チームへの復帰(2年契約ですぐにチームを出てマクラーレンに移籍したことを考えると可能性は低い)、もしくはハースF1チームやウィリアムズと契約する可能性が亡くなった場合の話だ。
モンツァでのイタリアグランプリの週末に先立って、英国のDaily Mailは、2023年のメルセデスF1チームのリザーブドライバーの役割がダニエル・リカルドにとって新たな可能性であると報じた。

2023年にジョージ・ラッセルとともにメルセデスF1チームでレースをするルイス・ハミルトンは、イタリアグランプリに先立つ記者会見でダニエル・リカルドの報道について質問され、「個人的には彼はレースをするべきだと思う」と答えた。

「彼はサードドライバーになるにはあまりにも才能があるし、僕たち全員とレースをする権利を獲得している」

「もちろん、彼が僕たちのチームの一員であるなら、それは素晴らしいことだ。しかし、サードドライバーの役割は、彼にとって本当に最適なものではない。もし僕が彼をマネジメントしていたら、彼はレースをすることになるだろう!」

記者会見でルイス・ハミルトンと並んで座っていたダニエル・リカルドは、報道への反応を求められ、彼の将来の計画に関して「本当にすべてを評価している」と述べた。

「真実は、来年だけでなく、将来のためにもすべてのオプションをオープンにしているということだ」とダニエル・リカルドは付け加えた。

「来年がどうなるかはまだ分からない。ルイスが言ったように、僕はグリッドに乗並びたい。僕はレースがしたい」

「数週間前に触れたけど、僕のキャリアの中でチャレンジングな時期だったのは確かだけど、スポーツへの愛と、まだここにいて競争したいという願望を僕から奪うことはなかった」

「当然、来年やそれ以降について多くの話し合いや考えが行われているけど、それがどのようなものかはまだ分からない」

ルイス・ハミルトンの現在のメルセデスF1チームとの契約は2023年シーズンまでしかカバーしておらず、ダニエル・リカルドのリザーブドライバーの役割の議論は、ハミルトンが来シーズンの終わりにF1引退を決断した場合に後任として2024年にジョージ・ラッセルと一緒にレースをする可能性があることを示唆している。

しかし、ルイス・ハミルトンはそのような憶測を一蹴。F1の将来に関する彼の意図を再び概説し、2024年以降の新しい契約に向けて「舵を取っている」と述べた。

「何年もの間、僕は引退の話で浮き沈みを繰り返してきた」とルイス・ハミルトンは語った。

「僕にとっては、これまでにないほど健康に感じている。調子がいいと感じている。僕は自分がしていることを愛している。そして、すぐにやめるつもりはない。こめんね、バディ(リカルド)!」

「でも、僕の目標は、1997年にメルセデスと契約して以来、常にメルセデスと一緒にいることだった(マクラーレンのジュニアとして、事実上のメルセデスのワークスチームとしてエンジン供給の取り決めを行っていた)」

「僕たちが長い間パートナーシップを築いてきたことを嬉しく思っている。スポーツだけでなく、外でも、本当にポジティブなことに着手しているように感じている。そして、一緒に達成できることはたくさんあると思う」

「だから、僕はその一部になりたい。死ぬまでずっとメルセデスと一緒にいると思う。もう少し長く戦えると感じている。潜在的にそれに向かって舵を切るつもりだ」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン