ルイス・ハミルトン 「角田裕毅とのバトルはトラブルを避ける必要があった」
メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とのバトルでトラブルを避けるために多くのスペースを与える必要があったと振り返る。

PU交換ペナルティで11番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、1周目でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を抜いて、角田裕毅の後ろとなった。だが、攻略に時間を要し、8周目に角田裕毅がターン1でミスをし、ようやくターン3のアウトサイドから追い抜いた。

ルイス・ハミルトンは、フィールドを抜けていく際に慎重であったことを認めたが、マックス・フェルスタッペンの事実上のチームメイトとして、角田裕毅はハミルトンを抑えるモチベーションを持っていたことを十分に把握していた

角田裕毅とバトルについてルイス・ハミルトンは、「出会ったすべての人とバランスをとろうとしている」と語った。

「ある段階で彼と十分に近づくことができなかったポイントがあった。それから、僕は近づいた、しかし、彼らが僕が戦ってものと同じことのために戦っていないという理由で、たくさんのスペース、たくさんのルームを与えなければならなかった」

「敬意を払い、多くのスペースを与え、トラブルに巻き込まれないようにしなければならない」

セバスチャン・ベッテル、ランス・ストロール、ランド・ノリス、さらにはピエール・ガスリーでさえ比較的簡単にルイス・ハミルトンに抜かれたが、角田裕毅の抵抗ははるかに長く続いた。

ランス・ストロールが指摘するように、それは角田裕毅のモチベーションがレッドブルを支援することだったためであり、それはピエール・ガスリーを含めて上記のドライバーには当てはまらなかった。

「彼(ハミルトン)ははるかに速かったので、防御に時間を無駄にしたくなかった」とランス・ストロールは語った。

「いずれにしろ、彼はレースの終わりに僕の前でフィニッシュするだろうからね」

角田裕毅は、ルイス・ハミルトンをできるだけ長く抑えてマックス・フェルスタッペンを支援するという彼の決意を喜んで確認した。そして、ターン1での小さなエラーがなければ、もっと長くそうすることができた可能性があたと語る。

「マックスに勝てほしかった。レッドブルとホンダのラストイヤーの年でもありますしね」

「ルイスをできるだけ抑えようとしました。何周というのはないですけど。もっと抑えたかったですが、できませんでした」

「ハミルトンとの戦いの早い段階でタイヤを使いすぎてしまいました。ペースを維持するのは本当に大変でした」

「ミラーが汚れていて、何も見えませんでした。後ろにマシンがいると思っていたので、プッシュし続けてスピンし、レースを台無しにしてしまいました。そこは残念です。ポイントを獲得することは可能でした。」

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