F1 ルイス・ハミルトン ダニエル・リカルド
F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、ダニエル・リカルドのルノー移籍は“勇敢”であり、“リスク”を冒しての決断、自分がメルセデスに移籍したときと類似していると語った。

ダニエル・リカルドは、今シーズン限りでこれまで7勝を挙げたレッドブル・レーシングを離れ、2016年にワークス復帰してからまだ表彰台を獲得できていないルノーに移籍することを決断した。

レッドブルはダニエル・リカルドを10年間支援しており、リカルドの移籍は、2013年に長年サポートを受けてきたマクラーレンを離れてメルセデスに移籍したルイス・ハミルトンの決断と比較されている。

ルイス・ハミルトンは、ダニエル・リカルドのルノー移籍を決めた理由には自分と“類似点があるかもしれない”と語る。

「彼のために嬉しく思っている」とルイス・ハミルトンはコメント。

「人々がそれについて意見することを知りつつ、まだ来年がどうなるかわからないシーズン途中に規準をはずれた決断は下すのは常に勇敢なことだ」

「彼にとってエキサイティングな時期だ。人生において、多くの人々は変化や違ったことをするのを恐れる。だから、最も幸せな場所ではなくてもそこに留まっている」

「僕と同じように、自分を昇格させたい、新しいことを試したい、そこから学びたい、良いか悪いかはわからないけど、リスクを冒そうとするダニエルを見るのはクールなことだ」

ルノーの最高技術責任者を務めるボブ・ベルは、ルイス・ハミルトンがマクラーレンを離れようとしていた時にメルセデスにいた。

ボブ・ベルは、ハミルトンとリカルドとの間で比較はあるが、ハミルトンの場合は2014年の大きなエンジンルール変更が控えていたので状況は少し異なると語る。

「ルイスが決断したときいはエンジンレギュレーションの変更があったので同じ状況ではない」とボブ・ベルはコメント。

「それはメルセデスの成功に大きな影響を与えたし、ルイスはその恩恵を受けることができた」

「ダニエルにとってははるかに厳しいものになると思う。だが、最終的な結末は似たようなものになるだろう。彼は正しいことをしたと感じるはずだ」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / ダニエル・リカルド