ルイス・ハミルトン
ルイス・ハミルトンは、F1スペインGPの最終スティントでチームからペースを抑えるように指示されたことに憤慨。二度とそのような指示はさせないつもりだと語気を強めた。

2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンのレースは、スタートでのつまずきとピットストップの遅れで損なわれ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から2位を取り戻すために3ストップ作戦を強いられた。

最後のストップを終えた後、セバスチャン・ベッテルにギャップを築くことに成功したルイス・ハミルトンは、フレッシュタイヤで18秒前にいたリーダーのロズベルグへのアタックを開始した。

だが、ルイス・ハミルトンが、ピットウォールにニコ・ロズベルグを捕らえられる可能性について尋ねると、担当エンジニアのピーター・ボニントンは“不可能だ”と答え、バックオフするよう指示した。結果的にピーター・ボニントンは正しかったが、ルイス・ハミルトンにとっては決して聞きたくない言葉だったようだ。

「ドライバーとしては喜べないセリフだ」とルイス・ハミルトンは述べた。

「僕はレースをしに来てるんだ。2位でフィニッシュするためではない。だから、無視した。限界までクルマを攻めていたけど、残り7周でまだ13秒差があり、僕は1周0.7秒しか速くなかったので、賢いアプローチでクルマを持ち帰る必要があった」

「でも、やっぱりあんなことは言われたくない。二度と言わせないように話をつけるつもりだ」

エンジンに配慮すべきだというメルセデスの言い分は理解できるかと質問されたルイス・ハミルトン「エンジンは問題ないと思う。当然、僕がプッシュすれば彼(ロズベルグ)もプッシュしなければならないから、2台ともリスクはあるだろうけどね」

「次のレースではきちんと修正できるとわかっているし、そうするつもりだ。あそこでは長いこと勝っていないし、この偉大なチームと偉大なクルマで挑戦するのは三度目になる。三度目の正直になってほしいね」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1