リッチエナジー・ハース、レッドブルに宣戦布告 「多くのレースで倒す」
ハースF1チームのタイトルスポンサーに就任したリッチエナジーのCEOを務めるウィリアム・ストーリーは、F1世界選手権の“多くのレース”でレッドブルを倒すと大胆な宣戦布告を行った。
リッチエナジーは、今年からハースF1チームのタイトルスポンサーに就任。チーム名は『リッチエナジー・ハースF1チーム(Rich Energy Haas F1 Team』となり、2月7日(木)に発表された2019年F1マシン『VF-19』のカラーリングは同社のブラック&ゴールドに変更された。
ウィリアム・ストーリーは、コース上だけでなく、ビジネス界においてもレッドブルに“挑戦”することが目標だと語った。
「我々は今年の多くのレースでレッドブルを倒せると確信している」とウィリアム・ストーリーはコメント。
「これはマーケティング上の至高の目標だが、時にはちょっとした偶然と正しいタイミングを得られることがある。レッドブルはF1に2500億ポンドを費やしてきた。昨年はレッドブルとトロロッソとで4億ポンドをくらいを費やしている」
「最終的に我々のクルマはカッコイイものになるだろう。我々の方がクールなチームだと思うし、コース上で彼らを倒すことができれば、我々には大きなチャンスがあると思う。そして、それは我々にとって素晴らしい業績になるだろう」
ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、F1のトップチームのひとつになることは空想的な考えではないとし、高い目標を掲げることは正しいことだと主張した。
リッチエナジーのレッドブルと倒すとの発言について「懸命に努力しなければならない。目標がなければ何も達成できない」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「コース外のことはわからない。それについては私よりもウィリアムの方がうまくしゃべれるだろう。私はエネジードリンクの専門家ではないからね。だが、それが野心であることは確かだ」
「レッドブルはレースにたけている。だが、実際どうなるかは誰にもわからない。昨年、我々には4番目に速いクルマがあったと思うし、我々は5位で終えた。ペース面での次の順位はレッドブルだった。我々はトライすることができる」
「我々がそれを達成しているかどうかはわからないが、トライしなければ、達成することはできない。目標を高く持たずにどうして達成できるだろう?」
ハースF1チームのドライバーを務めるケビン・マグヌッセンも、野心的であることは恥ずべきことではないという彼のボスの意見に同意する。
「大きな野心を抱くことは素晴らしいことだと思う。ウィリアムがレッドブルに挑戦したいと話したのを聞いたと思う。彼はF1外で直接競合する会社を立ち上げたわけだし、成功するためにはそのような野心を持っている必要がある。まったく何も間違ってない」
それでも、ハースF1チームはレッドブル・レーシングをすぐに追い抜ける現実的なチャンスがあるとは考えてはいないと語る。
「今年そうなるかは疑わしいけど、将来がどうなるかは誰にもわからない。レギュレーション変更や予算制限もあるし、何が起こるかなんて誰がわかる? 現時点では何が可能かを言うことはできないけど、そう信じていなければ、実現することはない」
ギュンター・シュタイナーは、レッドブル・レーシングがホンダにF1エンジンを切り替えたことで、2019年の可能性については少なくとも不確実性が広がったと語る。
「ホンダは良くなっているので言うのは難しい。彼らは毎年良くなっているし、今年も良くなるだろう。彼らが正しい方向に進むことができれば、それは助けになるだろう」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「昨年、ホンダは少し信頼性に問題を抱えていた。今年どうなるか見てみよう。我々の方が良ければ満足だ。どっちに転ぶかはわからない。だが、チャンスはある」
英国のエナジードリンクメーカーであるリッチエネジーは、ハースのタイトルスポンサー契約を発表して以来、その実態に懐疑的な見方がなされてきた。しかし、ウィリアム・ストーリーは、リッチエナジーがレッドブルに挑戦するための大きな変革をもたらすことができると確信していると語る。
「ハースはまさに我々のドリームパートナーだ。彼らはF1でゴリアテに挑むダビデであり、ドリンクビジネスでの我々も同じだ」
「全ての基準で、彼らは検討した他の誰よりも群を抜いて優れていた。レギュレーション変更を有利に利用できるユニークな立場にいる。気取らない姿勢を貫き、純然なレーサーだ。ジーン・ハースは正しい方法でモーターレースにアプローチする素晴らしいビジネスマンだ。優秀なチーム代表がおり、魅力ある2人のドライバーを有している。最高だ」
「我々は急速に拡大している。彼らから多くの膨大なビジネスを受け継いでいる。ヨーロッパの最大の飲料販売会社の中には今やレッドブルをリストからの削除している会社もある。我々の結果がそれを物語っていると思う。F1は我々にとって素晴らしいプラットフォームだ」
「私の意見では、我々には最高の経営陣がいる。同時に重要なことだが素敵な人々と一緒にいる。我々はハースと協力することは非常に嬉しく思っており、長期的にやっていきたいと思っている」
レッドブルの自信を奪うことが目標かと質問されたウィリアム・ストーリーは「いいや、まったくそうではない。レッドブルは見事に運営されたビジネスだと思う」とコメント。
「ディートリッヒ・マテシッツは非常に賢い人間だ。彼は1987年にカテゴリーを作り出した。とにかく、我々の方が良い製品、良いブランドだと感じている。市場にはちょっとしたしらけムードと傲慢さがあると思う。我々にはコース外で彼らを倒すリアルなチャンスがあると思っている」
関連:ハースF1チーム、2019年F1マシン『VF-19』のカラーリングを披露
カテゴリー: F1 / ハースF1チーム
リッチエナジーは、今年からハースF1チームのタイトルスポンサーに就任。チーム名は『リッチエナジー・ハースF1チーム(Rich Energy Haas F1 Team』となり、2月7日(木)に発表された2019年F1マシン『VF-19』のカラーリングは同社のブラック&ゴールドに変更された。
ウィリアム・ストーリーは、コース上だけでなく、ビジネス界においてもレッドブルに“挑戦”することが目標だと語った。
「我々は今年の多くのレースでレッドブルを倒せると確信している」とウィリアム・ストーリーはコメント。
「これはマーケティング上の至高の目標だが、時にはちょっとした偶然と正しいタイミングを得られることがある。レッドブルはF1に2500億ポンドを費やしてきた。昨年はレッドブルとトロロッソとで4億ポンドをくらいを費やしている」
「最終的に我々のクルマはカッコイイものになるだろう。我々の方がクールなチームだと思うし、コース上で彼らを倒すことができれば、我々には大きなチャンスがあると思う。そして、それは我々にとって素晴らしい業績になるだろう」
ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、F1のトップチームのひとつになることは空想的な考えではないとし、高い目標を掲げることは正しいことだと主張した。
リッチエナジーのレッドブルと倒すとの発言について「懸命に努力しなければならない。目標がなければ何も達成できない」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「コース外のことはわからない。それについては私よりもウィリアムの方がうまくしゃべれるだろう。私はエネジードリンクの専門家ではないからね。だが、それが野心であることは確かだ」
「レッドブルはレースにたけている。だが、実際どうなるかは誰にもわからない。昨年、我々には4番目に速いクルマがあったと思うし、我々は5位で終えた。ペース面での次の順位はレッドブルだった。我々はトライすることができる」
「我々がそれを達成しているかどうかはわからないが、トライしなければ、達成することはできない。目標を高く持たずにどうして達成できるだろう?」
ハースF1チームのドライバーを務めるケビン・マグヌッセンも、野心的であることは恥ずべきことではないという彼のボスの意見に同意する。
「大きな野心を抱くことは素晴らしいことだと思う。ウィリアムがレッドブルに挑戦したいと話したのを聞いたと思う。彼はF1外で直接競合する会社を立ち上げたわけだし、成功するためにはそのような野心を持っている必要がある。まったく何も間違ってない」
それでも、ハースF1チームはレッドブル・レーシングをすぐに追い抜ける現実的なチャンスがあるとは考えてはいないと語る。
「今年そうなるかは疑わしいけど、将来がどうなるかは誰にもわからない。レギュレーション変更や予算制限もあるし、何が起こるかなんて誰がわかる? 現時点では何が可能かを言うことはできないけど、そう信じていなければ、実現することはない」
ギュンター・シュタイナーは、レッドブル・レーシングがホンダにF1エンジンを切り替えたことで、2019年の可能性については少なくとも不確実性が広がったと語る。
「ホンダは良くなっているので言うのは難しい。彼らは毎年良くなっているし、今年も良くなるだろう。彼らが正しい方向に進むことができれば、それは助けになるだろう」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「昨年、ホンダは少し信頼性に問題を抱えていた。今年どうなるか見てみよう。我々の方が良ければ満足だ。どっちに転ぶかはわからない。だが、チャンスはある」
英国のエナジードリンクメーカーであるリッチエネジーは、ハースのタイトルスポンサー契約を発表して以来、その実態に懐疑的な見方がなされてきた。しかし、ウィリアム・ストーリーは、リッチエナジーがレッドブルに挑戦するための大きな変革をもたらすことができると確信していると語る。
「ハースはまさに我々のドリームパートナーだ。彼らはF1でゴリアテに挑むダビデであり、ドリンクビジネスでの我々も同じだ」
「全ての基準で、彼らは検討した他の誰よりも群を抜いて優れていた。レギュレーション変更を有利に利用できるユニークな立場にいる。気取らない姿勢を貫き、純然なレーサーだ。ジーン・ハースは正しい方法でモーターレースにアプローチする素晴らしいビジネスマンだ。優秀なチーム代表がおり、魅力ある2人のドライバーを有している。最高だ」
「我々は急速に拡大している。彼らから多くの膨大なビジネスを受け継いでいる。ヨーロッパの最大の飲料販売会社の中には今やレッドブルをリストからの削除している会社もある。我々の結果がそれを物語っていると思う。F1は我々にとって素晴らしいプラットフォームだ」
「私の意見では、我々には最高の経営陣がいる。同時に重要なことだが素敵な人々と一緒にいる。我々はハースと協力することは非常に嬉しく思っており、長期的にやっていきたいと思っている」
レッドブルの自信を奪うことが目標かと質問されたウィリアム・ストーリーは「いいや、まったくそうではない。レッドブルは見事に運営されたビジネスだと思う」とコメント。
「ディートリッヒ・マテシッツは非常に賢い人間だ。彼は1987年にカテゴリーを作り出した。とにかく、我々の方が良い製品、良いブランドだと感じている。市場にはちょっとしたしらけムードと傲慢さがあると思う。我々にはコース外で彼らを倒すリアルなチャンスがあると思っている」
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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム