ロマン・グロージャン
ロマン・グロージャンは、ピレリは自分たちのF1タイヤが良くないことを自覚しているとしつつ、それはピレリの問題というよりもテスト不足によるものだと語った。

ロマン・グロージャンは、F1中国GPの週末にピレリが決めたタイヤの内圧に不満の声を上げたドライバーの1人だった。

FIAは、2度のタイヤトラブルが発生した昨年のF1ベルギーGP以降、ピレリが各レースで推奨する内圧と温度を守るよう徹底しており、ガイドラインを外れてアドバンテージを得ようとするチームにはペナルティが与えられる。

ロマン・グロージャンは、タイヤ内圧が“馬鹿馬鹿しいくらい”に高いと訴えていたが、その不満を直接ピレリにぶつけたという。

「ああ、言ったよ。そうしたら、空力的な負荷が高いので、タイヤ内圧を上げなければいけないと説明されたよ。でも、そんなの僕が知ったことではない」とロマン・グロージャンはコメント。

「僕は適切なタイヤ内圧で走りたいし、話ができたのはすごく良かったと思う」

「彼らは自分たちのタイヤが良くないことを自覚している」

「テストができないのは僕たちも知っているし、大変なのはわかっている。今日のレースは誰にとっても難しかったと思う。デグラデーションが酷かったし、とても理想とは言えなかった」

ロマン・グロージャンは「金曜日は確かジェンソンも僕と同じ意見だったはずだ。でも、あの日の僕はちょっとイライラが勝ってしまった」と語る。

「別にピレリを責めるつもりはない。テストができないのにどうやって製品を改善すればいい? だから、僕たちもあんまり言えない。制約の中でも僕たちよりもいい仕事をしたチームはいる」

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カテゴリー: F1 / ロマン・グロージャン / ピレリ