メルセデスF1のジョージ・ラッセル 「ハミルトンほど僕をプッシュしてくれるチームメイトはいない」
ジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンとチームメイトであることは「特権的な立場」だと語り、7度のワールドチャンピオンに輝いたハミルトンとの対決は自分の能力に大きな「自信」を与えてくれると認めた。

元メルセデスのジュニアドライバーであるラッセルは、2022年シーズン開幕時にウィリアムズからシルバーアローに移籍し、10年にわたるチーム在籍中に7度のドライバーズタイトルのうち6度を獲得したハミルトンとタッグを組むことになった。

一緒に過ごした最初のシーズン、ラッセルは6位のハミルトンを抑えてランキング4位でフィニッシュ。2人の差は35ポイントだった。また、ブラジルGPではメルセデスの唯一の勝利を挙げ、ワン・ツー・フィニッシュでハミルトンをリードした。

しかし、今年はハミルトンがチーム間バトルをリードしており、現在ランキング3位につけている。先日、ポッドキャスト Beyond the Grid に出演したラッセルは、ハミルトンと自分を比較することについて語った。


「そんなチャンスに恵まれるドライバーはそう多くないし、とても恵まれたポジションにいる」とラッセルは語った。「僕たちはみんな自分を信じている。僕たちは皆、自分が最高だと信じているし、マシンを手に入れたらチャンピオンになれると信じている」

ジョージ・ラッセル ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツラッセルがハミルトンを破り、メルセデスにとってブラジルでの2022年シーズン唯一の勝利となった

「僕はここに座って、このグリッドには、最高のマシンに乗せればチャンピオンになれるドライバーがおそらく5人はいると非常に自信を持って言える」

「それは間違いない。僕にとってルイスはその一人だ。毎週、毎週、彼と真っ向からぶつかるなら、それが僕の基準になる」

「これまでのキャリアを通じて、ここ1年半ほど追い込まれたことはなかったと思う。自分が泳いでいる、そして上手に泳いでいるのを見ると、僕はいつも持っていた自分自身への大きな信頼と自信を感じるし、今では疑いの余地はない」

「本当に自分を信じているし、チームも信じてくれている。ルイスとチームメイトになり、自分の力を出し切ったおかげだ」

2019年のオーストラリアGPでウィリアムズからデビューしたラッセルは、それから5シーズンを経てF1通算100戦目を迎える。昨年のサンパウロGPでの勝利がこれまでの唯一の勝利だが、ラッセルは必ずその時が来ると信じている。

「まだ始まったばかりだと本当に感じている」とラッセルは語った。「シーズンごとにレースがたくさんあるので、あっという間にレースが終わってしまい、まだ始まったという実感すらない。非常に高いレベルでパフォーマンスをしていると思う」

「自分自身のパフォーマンスには本当に満足しているけど、このパフォーマンスを維持し、クルマがそのチャンスを与えてくれたときに備える必要があることは認識している。でも、その時とチャンスが来ることに何の疑いもない」

「我慢して待つというのは嫌いだけど、それが残念ながらF1の本質なんだ。今、このような状況にあるドライバーは僕だけではない」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1