F1
ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1はまだ自分に将来のF1スターになるポテンシャルがあると信じてくれていると語る。

メルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルは、昨年ウィリアムズでF1デビュー。2019年に唯一ポイントを獲得できないドライバーとなったが、メルセデスとの自分の地位に害を与えたとは考えていない。

マックス・フェルスタッペンが2023年までレッドブルとの契約を延長してメルセデスのドライバー候補から外れたことで、ジョージ・ラッセルのメルセデス昇格の可能性は高まった。

だが、ジョージ・ラッセルは、申し分ないパフォーマンスを発揮しても、メルセデスが称賛することは滅多にないと語る。

「メルセデスは僕が良い仕事をしているときも教えてはくれない。彼らが教えてくれるのは、僕が良い仕事をしなかったときだけだ!」とジョージ・ラッセルはコメント。

「毎週彼らと連絡を取り合っているし、レースでいつも彼らに会っている。彼らは僕が今やっていることに間違いなく満足してくれている」

「彼らは僕のことを信じてくれている。彼らは僕のポテンシャルを信じているし、僕も同じように考えている」

ジョージ・ラッセルは、メルセデスのアプローチは自分に完璧に合ってろい、ドライバー育成に関するチームの考え方を理解していると語る。

「僕は非常に高いレベルに到達するために給料をもらっている。それができているから僕が給料をもらえている」とジョージ・ラッセルはコメント。

「郵便配達員が郵便を配達するときに褒められることはない。郵便を配達することが彼の仕事だからね。求められるレベルでパフォーマンスを発揮できていなければ、厳しく叱責されるのが僕の仕事だ」

「GP3でレースをしてタイトルを獲得したときには『よくやった』」と電話がかかってきた。でも、僕たちはすぐにF2とフォース・インディアでFP1セッションを走ることについて話をしていた」

「F2に進んだときには勝つことが目標であり、『勝ったらF1シートを獲得できる』ことは明白だった。僕はチャンピオンシップに勝ち、『よくやった、これでF1だ』というメンタリティだった」

ジョージ・ラッセルは、トップレベルの経営陣からブラックリーの製造現場やサポートサービスまで、メルセデス事業のあらゆる部分に高い期待がかかっていると説明する。

「ケータリングのシェフは、素晴らしい料理を提供するために雇われている。エアロダイナミストは、素晴らしいエアロカーを届けるために雇われている。エンジニアとストラテジストは、素晴らしい戦略とセットアップを行うために雇われている。それが僕たちが住んでいる世界だ」とジョージ・ラッセルは語る。

「でも、何か特別なことをすると、彼らはそれに感謝する」

ジョージ・ラッセルはウィリアムズでの“本業”に集中しており、2019年の大半の間でグリッド後方にいることを強いられた問題のいくつかを回避できることを望んでいると語る。

「僕たちはマシンの基本構造を見直さなければならなかった。根本的に間違っている側面があった」とジョージ・ラッセルは Auto Motor und Sport に語った。

「空力に何らかの問題があり、ダウンフォースは一定ではなかった。ダウンフォースに関してはゼロから始めなければならなかったけど、それ以来、順調に進んでいる」

「僕たちはしばらく風洞での進歩を目にしていなかったけど、現在の傾向は異なっている。2020年は間違いなく良くなるはずだ」

「僕たちは他の人ともっと頻繁に戦うことを期待しているけど、現実的には僕たちにとってもう一つの難しいシーズンになるだろう」

ジョージ・ラッセルは、ウィリアムズが、2017年の悲惨なシーズンから回復し、わずか2年後の2019年にビッグ3チームの背後の“ベスト・オブ・ザ・ベスト”まで挽回したマクラーレンのようなステップを果たせることを願っていると語る。

「僕たちが同じよなステップを果たすことができて、ハース、レーシングポイント、トロロッソがあまり進歩していない場合、僕たちは非常に強力なポジションにいると思う。しかし、彼ら全員が1~2秒を見つければ、僕たちはその場に留まることになるだろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / ウィリアムズ・レーシング / メルセデスF1