F1 ジョージ・ラッセル メルセデス
ジョージ・ラッセルは、F1バーレーンテスト最終日にトップタイムを記録できたのは“特別な経験”だったが、メルセデス W10の開発を手助けすることに集中していたので、トップタイムはほとんど意味をなさないことだと語る。

ウィリアムズのF1ドライバーでメルセデスの育成ドライバーでもあるジョージ・ラッセルは、F1ルールにおける2レース以内の若手ドライバーの基準を満たしているため、メルセデスのテストを担当。

セッションの最後にピレリの最も軟らかいタイヤで予選シミュレーションを実施したジョージ・ラッセルは1分29秒029を記録してタイムシートのトップでセッションを締めくくった。

だが、ジョージ・ラッセルっは、テストの最速タイムを記録したことよりも、メルセデスの開発作業を行い、自分のドライビングの経験を積むことができたことの方が満足感は大きいと語る。

「タイムはテストではそれほど意味のあることではないけど、タイムシートのトップに立てるのはいつだって特別なことだ」とジョージ・ラッセルはコメント。

「僕たちは今日、とても生産的な一日を過ごすことができたし、チームは進歩に役立つたくさんのことを学んだ」

「いつもとは違うクルマを運転することで、僕個人としても多くのことを学ぶことができたし、そこは自分のドライビングをさらに改善するために取り入れることができると思う」

メルセデスのチーフエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンは、午後に水漏れに見舞われたことでプログラムの一部を縮小することになったが、今後のレースでフェラーリと戦っていくための重要な開発とセットアップ情報を得ることができたと自信をみせる。

「午前中は成功だったし、昨日の雨によってプログラムは詰まっていたが、非常に順調に項目を消化することができた」とコメント。

「残念ながら、昼休みに小さな水漏れが発覚し、すぐには修復できなかったため、午後のプログラムをかなり遅れてしまった」

「全てのテスト項目を完了することはできなかったが、重要な項目は実施することができたし、多くの情報とクルマとタイヤについての理解を深めてここを離れることができる。今後のレースで投入する予定の開発物もいくつかテストすることができた」

「ジョージが我々のクルマに戻ってきたのは素晴らしいことであり、それを許してくれたウィリアムズに心から感謝したい。今日、彼は素晴らしい仕事をしてくれた。彼のテスト内容、一貫性、フィードバックはたった2戦だけでなく、F1で数シーズンを経験したドライバーのようだった」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル