フォーミュラE
フォーミュラE 第2戦 香港ePrixの決勝が3日(日)、香港セントラル ハーバーフロント サーキットで行われ、ダニエル・アプト(アウディ)が優勝。小林可夢偉(アンドレッティ)は18位でレースを終えた。

今シーズンの初戦香港では、フォーミュラEシーズンの開幕戦としてとしては初めて週末に2回のレース(ダブルヘッダー)が開催された。

全長1.86kmの香港セントラル ハーバーフロント サーキットは、ウォーターフロントに沿って設置され、有名な観覧車を通過するコース。通常は一般の道路を利用したこの仮設サーキットは、非常に長いストレートが特徴。このストレートは、オーバーテイクの絶好のポイントとなる。コースはその後、タイトコーナーが連続する難しいテクニカルセクションへと続く。コース幅が狭くオーバーテイクが難しい上に、路面のミューは低く、一度のミスで複数の順位を落とす厳しいサーキットとなっている。

45周の決勝は現地時間15時にスタート。前日のレースではオープニングラップで赤旗中断となったため、1周はセーフティカー先導でスタートし、2周目から本格的にレースはスタートした。

レースは波乱の幕開け。ポールポジションからスタートしたフェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)がトップで進入した1コーナーでまさかのスピン。11番手まで順位を落とす。

トップに立ったのは新人のエドアルド・モルタラ(ベンチュリ)。その後も安定したレース運びをみせて勝利は目前かと思われた。

しかし、残り2周となった43周目。「ファクテストを狙った」モルタラがまさか単独スピン。順位を落とす。

その結果、ダニエル・アプト(アウディ)が首位に浮上してトップでチェッカー。4シーズン目で嬉しいフォーミュラE初優勝を成し遂げた。

2位にはオープニングラップで大きく順位を落としたフェリックス・ローゼンクヴィストが巻き返して表彰台を獲得。3位にはエルアルド・モルタラが続いた。

16番グリッドからスタートした小林可夢偉は、2戦連続で獲得したファンブーストを使用するが、順位を上げることができず、18位でレースをフィニッシュ。ポイント獲得はならなかった。

フォーミュラE 第2戦 香港ePrix 決勝 結果

 No.DriverTeam
166ダニエル・アプトアウディスポーツ・アプト・シェフラー
219フェリックス・ローゼンクビストマヒンドラ・レーシング
34エドアルド.モルタラベンチュリ・フォーミュラEチーム
420ミッチ・エバンスパナソニック・ジャガー・レーシング
525ジャン・エリック・ベルニュテチーター
62サム・バードDSヴァージン・レーシング
716オリバー・ターベイNIOフォーミュラEチーム
85マーロ・エンゲルベンチュリ・フォーミュラEチーム
98ニコラス・プロストルノー・e.ダムス
1036アレックス.リンDSヴァージン・レーシング
119セバスチャン・ブエミルノー・e.ダムス
1228アントニオ・ダ・コスタアンドレッティ・フォーミュラE
133ネルソン・ピケJr.パナソニック・ジャガー・レーシング
1418アンドレ・ロッテラーテチーター
151ルーカス・ディ・グラッシアウディスポーツ・アプト・シェフラー
167ジェローム・ダンブロシオドラゴン・レーシング
1723ニック・ハイドフェルドマヒンドラ・レーシング
1827小林可夢偉アンドレッティ・フォーミュラE
196ニール・ジャニドラゴン・レーシング
2068ルカ・フィリッピNIOフォーミュラEチーム


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カテゴリー: F1 / フォーミュラE