フォーミュラE パリ
フォーミュラE 第6戦 パリePrixの決勝が20日(土)に行われ、今シーズン5勝目をあげた。ルノーe.damsのホームレースでその強さを見せつけ、今シーズン最も重要な勝利を持ち帰った。

通算8度目のポールポジションからスタートしたブエミは、最初のコーナーで後ろから猛追するジャン・エリック・ベルニュを強固に防御。そしてその後大きくはないがリードも取っていた。2人は3位以下のグループから少し抜きん出る形となっていた。

34周目、ジャン・エリック・ベルニュのステアリングが損傷し、バリアにクラッシュしてリタイア。この事故でセーフティーカーが導入された。これによりDSヴァージンレーシングのホセ・マリア・ロペスはブエミとの距離が縮まり、勝利を射程距離圏内に入れてきた。

しかし、ブエミもまたレースを制し始めていた。そして46周目ルーカス・ディ・グラッシがバリアへ激突。再びセーフティ―カ―が導入された。そして、このセーフティーカーがルノーe.damsの祝杯に影響をもたらすことはなかった。

フォーミュラE パリePrix 決勝 動画



セバスチャン・ブエミ (優勝)

「最も重要な事は、ポールポジションを活かして、ポイント差を開く事でした。ブレーキが温まっていない最初のいくつかのコーナーはみんなも想像していた通り危険な場所で、ジャン-エリック・ベルニュはとても攻撃的に僕を抜こうとしていました。なのでただ前にいるために、出来るだけ遅くブレーキングをするようにしていました。少しギャップを作るために、自分が思っていたよりも多分少し多くのエネルギーを使っていました。フルコース・イエローで少しタイムロスをしましたが、再スタートした時には勿論ジェブ(ベルニュ)はクラッシュしていませんから、プレッシャーから解放されて、僕は安心していました。そしてセーフティーカーが入りました。ホセ(マリア・ロペス)は今日いいレースをしていました。本当に、本当に早くて、自分もレースの終わりはすごくプッシュしましたよ。確実に自分が先にゴールするために。」

ホセ・マリア・ロペス (2位)

「知っていると思いますが、今シーズンのスタートから僕たちはいいクルマを持っていました。でも僕の経験では競争力を持ってレースするには十分ではありませんでした。でも今日、僕たちはレースで頑張りました。僕が好きなサーキットでした。街や全ての物、それらもこの大会の一部を担っていたと思います。」

ニック・ハイドフェルド (3位)

「モナコのスタートは、外側のラインに付いて、ブレーキングを遅くするだけでしたが、ここのスタートは凄かったです。ロケットみたいでしたよ!前の2人に近づけなかったモナコよりも、ずっとここは近く、僕もギャップを小さくすることができました。リスタートでいくつか周回遅れのクルマが僕の前に入っていて、残念な事に前の二人に詰めることができませんでした。でも僕らは同じペース、そしてより多くのエネルギーがありましたよ。」

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE