フォーミュラE サウジアラアビアの公的投資基金が支援
フォーミュラEと他の2つの電気モータースポーツ・シリーズがサウジアラビアの公的投資基金(PIF)から支援を受けた。

中東のサウジアラビアはスポーツに多額の投資を行っており、成長中のサッカーリーグに多くの選手を集め、プロゴルファー協会の買収に多額の資金を投じている。

すでにモーターレースとのつながりも深い。フォーミュラEは、F1が追随する3年前の2018年に同国で初レースを行っている。国営のサウジアラビア石油グループであるアラムコは、F1とアストンマーティンF1チームのスポンサーを務めている。ダカールラリーは2020年からサウジアラビアに舞台を移した。

そして今回、サウジアラビアのPIFはフォーミュラE、オフロード・エレクトリック・シリーズのエクストリームE、電動パワーボート選手権のE1と複数年契約を結ぶことに合意した。この3つのシリーズは、新ブランド「Electric 360」のもとで推進される。

フォーミュラEの創設者であるアレハンドロ・アガグは、この契約を「最先端の持続可能な輸送技術を開拓する旅において、僕たちにとっては大きなマイルストーン」と呼んだ。

「PIFは、当社独自の技術プラットフォームを活用するための戦略的役割を果たすだけでなく、世界的なコラボレーション、教育、次世代のためのスキル開発を促進することになる」

フォーミュラEは2014年に設立され、ポルシェ、ジャガー、日産、DS、マクラーレン、マセラティなどが参戦。FIAは2020年にフォーミュラに世界選手権のスタータスを与えた。近シリーズの第2戦と第3戦は、今週末にサウジアラビアのディルイーヤのストリートで開催される。

PIFのコーポレート・ブランディング責任者であるモハメド・アルサイヤドは、3つのシリーズとの契約について「人々の生活の質を高め、我々が奉仕する地域社会に機会を提供し、変革の触媒としての私たちの活動を継続させることに役立つだろう」と述べた。

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE