F1 フォース・インディア ビジェイ・マリヤ
ビジェイ・マリヤは、フォース・インディアのマネージングディレクターの役割を辞任。しかし、チーム代表の役割は継続する。

ビジェイ・マリヤあ、フォース・インディアの共同オーナーという立場は変わらないものの、“自らの法的問題”に対処”すするためにマネージングディレクターの辞任を決断。息子のシッダールタ(31歳)が後任を務める。

「息子のシッダールタが私にわかってフォース・インディアの役員に選任された。それだけのことだ。チーム代表は私が続ける」と Autosport にコメント。

「辞任を強制するような動きはなどはなかった。単に私が息子に代わるべきだと決定した。私には対処すべき法的問題があるので、会社が影響を受けない方が望ましい。息子に代わる方がいいということだ」

ビジェイ・マリヤは、母国インドで詐欺とマネーロンダリングの容疑で告訴され、インド当局はイギリスに身柄の引き渡しを求めいる。

今月始め、ビジェイ・マリヤはイギリスで、インドの銀行による11億5,000万ポンド(約1,670億円)の支払いを求めた裁判に敗れている。

7月11日(水)にはロンドンのウェストミンスター治安判事裁判所で次回のヒアリングが予定されている。

昨年に逮捕されて以来、ビジェイ・マリヤはイギリスを離れることができず、自宅でチーム代表としての役割を果たしており、レースでは副チーム代表のボブ・ファーンリーとCOOのオトマー・サフナウアーがチーム運営は行っている。

フォース・インディアの株式は、ビジェイ・マリヤが42.5%、サハラ・グループのサブラタ・ロイが42.5%を所有している。残り15%はモル家が所有している。

サブラタ・ロイは、サハラ・グループの投資家への未払いのために2014年に逮捕され、昨年5月に仮釈放されている。

昨年からフォース・インディアは新たな商業パートナーを引きつけるためにチーム名から“インド”を外して“国際色豊か”な名称に変更することを検討していることを明らかにしており、今年に入って、イギリスのエネルギー飲料会社である『リッチエナジー(Rich Energy)』がチームを買収すると報じられている

情報筋によると、リッチエナジーの最高経営責任者であるウィリアムズ・ストーリーは、ビジャイ・マリヤ(チーム代表)とサブラタ・ロイ(チーム会長)と非公開の金額でチームを買収することで条件を確定させており、今後数週間以内で成立する可能性が高いとされている。


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カテゴリー: F1 / フォース・インディア