フォース・インディア、いまだアップデートを投入できず
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通常、ヨーロッパラウンドの開幕戦では1年で最初の大幅なアップグレードが投入される。しかし、フォース・インディア VJM08は、プレシーズンテストでバルセロナを走った時から変わっていない。
VJM08は、キャッシュフローの問題で完成が遅れ、序盤戦でペースに苦しみ続けた。そのため、フォース・インディアにとっては、オーストリアGPでデビューを予定していた“Bスペック”マシンがトンネルの先の光となっていた。
「ファクトリーではパッケージをすべてまとめようと懸命なプッシュが続いている」とセルジオ・ペレスは述べた。
「できることならバルセロナでパッケージを使いたかったけど、それはできなかった。新パッケージが使えるのはシルバーストンが最初になりそうだ」
しかし、セルジオ・ペレスは、フォース・インディアはこの状況下でダメージを抑える良い仕事をしたと考えている。
「開幕4戦は予想よりも良かったと思う。レッドブルと10〜12ポイント差というのは立派な成果だ。ポジティブにならなければならない」
「速さが全然足りなかったし、クルマのベースペースを考えればかなり素晴らしい努力だ」
「今回も開幕4戦と同じようなレースになる。今回はとりわけ難しいものになるだろう。僕たちに一番足りないのはダウンフォースなので厳しいだろう。でも、その一方で、これまでより難しくなることはない。ポジティブでいたいけど、周りがアップデートを持ってきているのに、僕らには何もないってのは厳しい。できる限りやってみるけどね」
カテゴリー: F1 / フォース・インディア