フォース・インディア 2013年 ドライバー
フォース・インディアが、2013年のドライバーに誰を起用するかに注目が集まっている。

当初、フォース・インディアは、2012年中にドライバーを発表する可能性を示唆していたが、いまだドライバーは発表されていない。

だが、ポール・ディ・レスタの2013年のチーム残留は確実と考えられている。

昨年ニコ・ヒュルケンベルグは、最終戦ブラジルGPでフォース・インディアが先頭争いができる実力を証明しており、ヒュルケンベルグのザウバー移籍によってできたフォース・インディアの空席は非常に魅力的なシートとなっている。

昨シーズン終盤、ポール・ディ・レスタのチームメイト候補には、ルイス・ラジアのような若手からハイメ・アルグエルスアリ、セバスチャン・ブエミ、現役ドライバーのブルーノ・セナや小林可夢偉など10人以上の名前が挙がった。

各ドライバーが持ち込めるスポンサー資金は様々だが、フォース・インディアのオットマー・サフナウアーCEOは、昨シーズン末、持ち込み資金よりも速さを重視すると述べていた。

だが、注目の小林可夢偉は、すでに2013年のF1シート獲得を断念したことを発表している。

現在、最終的なドライバー候補は、ベテランのエイドリアン・スーティルか、新人のジュール・ビアンキの2人に絞り込まれた考えられている。

エイドリアン・スーティルは、ニコ・ヒュルケンベルグから引き継いでもチームを前進させる経験とスピードを持っており、長期的なスポンサーから資金を持ち込めるだろう。問題とされた障害事件によるF1開催国への入国問題もクリアになっている。

一方のジュール・ビアンキは、まだF1でレースをしたことがないためドライビング面ではギャンブルであるが、フェラーリとの密接な関係は魅力的。ジュール・ビアンキは、2013年もフェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員として残留しており、長期契約を結べば、2014年以降のフェラーリ・エンジンの獲得に繋がるかもしれない。

フェラーリは現在、今後のカスタマー・エンジン計画をまとめており、2014年からはトロ・ロッソがルノーエンジンを搭載する可能性が高いので、別のパートナーを確保する必要があるかもしれない。

フォース・インディアのドライバーは、チーム代表のビジェイ・マリヤが最終決定を下すが、両ドライバーの短期的・長期的メリットを比較評価する必要があるだろう。

フォース・インディアは、2013年F1マシン『VJM06』を2月1日に発表することを明らかにしている。

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア