元FIA会長 「新型コロナへのF1の“様子見”戦略は事態を悪化させるだけ」
元FIA会長のマックス・モズレーは、新型コロナウイルスの危機がどのように進展していくか様子見をするというF1上層部の現在の戦術は“事態を悪化させる”リスクがあると警笛を鳴らし、F1に抜本的な対策を講じるよう求めた。

2020年のF1世界選手権はすでに開幕から9回が延期・中止されているが、6月28日に開催予定の第10戦フランスGPもエマニュエル・マクロン大統領が少なくとも7月中旬まで公開イベントの開催を禁止すると発表したことで延期は決定的と考えられている。

多くの予測では、F1は7月まで再開することはできないと考えられており、F1チームは5月中旬まで続く5週間のシャットダウンのままとなっている。

F1を運営するリバティ・メディアとFIA(国際自動車連盟)は、シーズンを救うためにレースカレンダーの改訂を目指しているが、2020年のF1世界選手権が実際に開催されるかどうかさえ疑わしいままだ。

マックス・モズレーは、F1レースをいつ再開できるのか、どこならレースができるか、どれだけのレースを開催できるかについての不確実性を考えれば、2020年シーズン全体のキャンセルを含めた厳しい決断が必要だと語る。

「リスクを待っていると、確実に利益が得られず、事態が悪化していくだけだ」とマックス・モズレーは dpa international に語った。

「チームとレースのプロモーターは、計画を立てて行動を起こせるようにしておく必要がある」

「パンデミックで世界的に何が起こるかがわかるまで、F1のために合理的な計画を立てることはできない」

F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、7月にレースを再開し、3連戦を繰り返せば、18~19戦のカレンダーを組み立てることはできると考えており、物流への圧力を緩和するために2デー開催も視野に入れているとしている。

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カテゴリー: F1 / FIA