F1 2018年のF1世界選手権 メルセデスAMG・GT
2018年のF1世界選手権ではメルセデスAMG GT Rをベースにした“史上最強”のF1セーフティカーを採用。今週末のF1オーストラリアGPでデビューを果たす。

メルセデスは1996年以降、F1にセーフティカーを供給。2018年のF1世界選手権ではAMG GTシリーズである最強モデル『AMG GT R』を採用。4.0LのV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は585ps、最大トルクは71.4kgmを誇る。

メルセデスAMG GT Rは、ニュルブルクリンク24時間レースを走るAMG GT3のエッセンスが与えられた市販車。ニュルブルクリンク北コース“グリーンヘル”で開発に多くの時間が費やされた理想的なF1セーフティカーだ。

F1のセーブティカーは、F1マシンのタイヤとブレーキが過度に冷却され、エンジンがオーバーヒートするのを防ぐために最低限のスピードを維持することができなければならないが、最高速度318km/h、0-100加速3.6秒を誇るAMG GT Rはそのような心配は必要ない。セーフティカー仕様は、オプションとして設定されているロールオーバー防止システムを備えたAMGトラックパッケージとセラミックブレーキといった少ない変更しかなされていない。

F1セーフティカードライバーを務めるベルント・マイレンダーは「僕の新しい社用車を走らせるのをとても楽しみにしている」とコメント。

「ドライビングという点での絶対的なハイライトはダイナミクスであり、近年のメルセデスAMG GT Sよりも一段高いレベルにある。もちろん、セーフティカーが配備されるできる限りないことが理想的だ。だが、フィールドを安全に集めて、コース上で先導しなければならないときには、AMG GT Rで素晴らしい対応ができるだろう」

F1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは「グランプリでセーフティカーの介入が必要な際に、コース上で安全にマシンを先導できるというクルマの能力に完全に自信を持ていることが非常に重要だ」とコメント。

「グランプリサーキットでの高速で走行する車両に加えられる極端な要求に対処できるだけでなく、F1ドライバーレース再開を待っている間に苦労しないように適切な温度でタイヤとブレーキの機能を維持できるペースを設定できるクルマが必要となる。最新仕様のFIA F1メディカルカーとセーフティカーにより、その自信は再び保証されている」

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)