FIA(国際自動車連盟)の2010年01月のF1情報を一覧表示します。

FIA、全F1マシンへのGPSシステム搭載を計画

2010年1月31日
F1マシンにGPS搭載
FIAはスチュワードの判断を改善するためにF1マシンにGPSを搭載することを予定している。

GPSは、各ドライバーの1メートル未満の正確なポジションをレースディレクターへ送信する。

これにより、スチュワードは、シケインカットやフラッグ無視、違法なオーバーテイク、ライバルへの妨害、ピットレーン出口のホワイトラインカットなどの違反を判断するためにより良い情報を得ることになる。

F1:2011年からのダブルディフューザー禁止に合意

2010年1月23日
ダブルディフュザー
F1の技術代表らは、2011年からダブルディフューザを禁止することで合意した。

21日(木)、F1シンクタンクであるテクニカル・ワーキング・グループ(TWG)とFIAで空力ダウンフォースの低下に向けた対策が討議された。将来の規約を変更する場合は、全員一致が求められる。

情報筋によると、エアロダイナミクの微調整することが承認されたといい、物議を醸したディフューザ規約が、2011年シーズンの開幕時からダブルディフューザを違法とするよう変更される。

FIA、フラビオ・ブリアトーレへの判決を控訴することに決定

2010年1月12日
FIA
FIAは、クラッシュゲートに関与した元ルノーのフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズへのモータースポーツからの追放処分を覆したフランス大審裁判所の判決を控訴することに決定した。

先週、フランスの大審裁判所は、両名への当初の有罪に異議はないとしながらも、FIAがフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズに下した処分は“非合法”であるとして処分の撤回を命じた。

マックス・モズレー 「クラッシュゲート問題は終わっていない」

2010年1月8日
マックス・モズレー
前FIA会長のマックス・モズレーは、フランスの法廷によってフラビオ・ブリアトーレの追放処分が撤回されたにも関わらず、クラッシュゲート問題はまだ終わっていないと主張する。

FIAは、2008年のシンガポールGPでの故意のクラッシュを首謀したとして元ルノーF1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレにモータースポーツ界からの永久追放、テクニカルディレクターのパット・シモンズに5年間の停職処分を下したが、法廷はFIAが下した裁定に違法性があるとしてその処分を覆した。

FIA ブリアトーレの判決に控訴の意向

2010年1月6日
フラビオ・ブリアトーレ
FIAは声明を発表し、フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズへの追放処分撤回の判決について控訴する意向を示した。

大審裁判所
FIAは、ブリアトーレ氏とシモンズ氏に関するパリ大審裁判所の判決について言及する。

裁判所は、ブリアトーレ氏とシモンズ氏による損害賠償、FIAによる裁定の無効化の申し立てを棄却した。特に裁判所は事実を検討せず、ブリアトーレ、シモンズ両氏が、2008年シンガポールGPにおける意図的クラッシュの発生を共謀したというFIAの判断を覆さなかった。

FIA、ブリアトーレの処分解除の公表を命じられる

2010年1月6日
FIA ブリアトーレの処分解除を公表へ
FIAは、フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズのモータースポーツからの追放処分が解かれたことを公衆やチームに通知することを命じられた。

フランスの法廷は、フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズを締め出すという決定が“非合法的”であるとし、FIAの決定を覆した。それにより、ブリアトーレとシモンズはF1に復帰することができることになる。

法廷は、FIAには両者の競技ライセンスを剥奪するような処罰を命じる力がないと判決を下した。
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