フェラーリF1、ルイス・ハミルトン担当に“元マクラーレン幹部”引き抜きか

7度の世界王者であるルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズンからフェラーリに加入するが、同チームはすでに彼のレースエンジニア体制の再編に着手している。フェラーリは、これまでハミルトンを担当してきたリカルド・アダミをアカデミー部門の新たな役職へ異動させることを正式に認めており、これによりハミルトンの新レースエンジニア探しが本格化した。
シャルル・ルクレールのレースエンジニアであるブライアン・ボッツィは、先週金曜日に行われたフィオラノでのSF-26シェイクダウンにおいて、ルクレールとハミルトンの両方を担当した。また、バルセロナで予定されている非公開テストでも、1日1台のみ走行する体制の中で、引き続き同様の役割を担う見通しだ。
一方で、イタリア紙コリエーレ・デロ・スポルトは、フェラーリが「マクラーレンから来る新たな人物を待っている」と報じている。その有力候補とされているのが、セドリック・ミシェル・グロージャンだ。グロージャンは直近までマクラーレンでトラックサイド・パフォーマンス部門の責任者を務め、オスカー・ピアストリと緊密に仕事をしてきた人物である。
グロージャンは2025年シーズン終了後にマクラーレンを離脱しており、本人のLinkedInによれば現在は「キャリアブレイク中」とされている。また、彼はフェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールがSF-26について語った投稿に「いいね」をしていたことも注目を集めている。

さらに、現在ハミルトンのパフォーマンスエンジニアを務めるルカ・ディエッラも、レースエンジニア昇格候補として名前が挙がっている。
この体制変更について、スカイスポーツF1の解説者デビッド・クロフトは、ハミルトンにとって「大きなプレッシャーになる」との見解を示した。
「まったく驚きではなかった。あの関係は前向きな方向に進んでいなかったからだ」とクロフトは『The F1 Show』で語った。
「人を一緒にして、うまくいくことを期待するのは難しい。優れた組織やマネージャーは、チームに人をうまく溶け込ませる方法を見つけるが、そうでない場合はそれができない。残念ながら今回はうまくいかなかった」
「ただし、これはルイスに大きなプレッシャーをかけることになる。とはいえ、彼はその重圧に対処できるだけの力を持っているし、より良い関係を築けるエンジニアを得られれば、安心感も得られるはずだ」
「フェラーリ内部には、すでに昇格して新たな役割を担う人物がいるとかなり確信しているし、ルイスも以前からその人物を知っているはずだ」
2026年F1レギュレーション初年度を迎えるフェラーリF1にとって、ハミルトンとレースエンジニアの関係構築は、パフォーマンス面でも極めて重要な要素となる。新体制がどのような形で固まるのか、今後の動向が注目される。
カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / ルイス・ハミルトン
