フェラーリF1、2026年パワーユニット『067/6』は「明確な哲学の転換」
スクーデリア・フェラーリのパワーユニット担当テクニカルディレクターを務めるは、2026年F1レギュレーションのもとで開発された新パワーユニット『067/6』について、従来世代からの単なる進化ではなく、「明確な哲学の転換」だと語った。

2026年F1では、MGU-Hの廃止、電動出力の大幅増加、99%持続可能燃料の導入など、パワーユニットの位置づけが根本から変わる。

フェラーリの新マシンSF-26に搭載されるユニットも、こうした前提を踏まえ、白紙に近い状態から再設計された。

グアルティエリは、新レギュレーション下ではパワーユニットが車両全体のコンセプトに、これまで以上に深く関与すると説明している。

「2026年レギュレーションでは、パワーユニットはこれまで以上にマシン全体のコンセプトに不可欠な存在になる。電動コンポーネントの役割が大幅に拡大し、99%持続可能燃料の導入、そしてMGU-Hの廃止は、2014年から2025年までの時代と比べても、単なる進化ではなく明確な思想の転換を意味している」

この変化に対応するため、フェラーリは開発初期段階からパワーユニットのアーキテクチャを根本的に見直したという。

「我々は最初からパワーユニットの構造を再考する必要があった。重視したのは効率、統合性、そしてエネルギーマネジメントだ。これらすべてを、シャシー部門の同僚たちと緊密に連携しながら進めてきた」

スクーデリア・フェラーリ

また、グアルティエリはこの新世代パワーユニット開発を「非常に複雑な技術的挑戦」と表現しつつも、慎重かつ規律ある姿勢で取り組んできたと強調した。

「これは非常に複雑な技術的チャレンジだ。我々は常に大きな敬意と規律をもって取り組んできた。目標は、シーズンを通してマシン全体のシステムを最適化していくことにある」

2026年F1は、すべてのマニュファクチャラーにとって未知数の要素を多く含むシーズンとなる。その中でフェラーリは、パワーユニットとシャシーを一体として捉える開発哲学のもと、新時代への第一歩を踏み出そうとしている。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ