メルセデスとホンダF1、フェラーリの不正行為疑惑に慎重な姿勢
メルセデスとホンダは、フェラーリがF1パワーユニットで“不正行為”をしていると非難したマックス・フェルスタッペンの発言に対して慎重な姿勢をみせている。

フェラーリは、F1エンジンとストレートスピードの大幅な改善によって夏休み以降に6連連続でポールポジションを獲得。そのうち3つのレースで優勝を果たし、強力な復活を果たした。

だが、その明らかなエンジンパフォーマンスの急上昇はライバルに疑惑を生じさせ、レッドブルは違法と思われる燃料流量システムの明確化をFIA(国際自動車連盟)に要求。FIAはレッドブルの提起したシステムが違法であるとの技術指令を発高地下。

F1アメリカGP後にフェラーリが不正行為を働いていたことを示唆したマックス・フェルスタッペンの発言は波紋を呼んだ。フェルスタッペンは技術指令で違法が明らかになったことで、フェラーリはパワーユニットの変更を余儀なくされたことでF1アメリカGPで苦戦を強いられたとの見解を示している。

メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは「データについてはすでに議論している。フェラーリの最高速度は以前のいくつかのレースとは完全に異なっていた」とコメント。

「しかし、それがFIA指令によるものなのか、その他の問題によるものなのかはわからない。当然、我々はフェラーリが何をしているのかはわからない」

ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治はも同様の説明をしている。

「純粋なスピードを見れば、フェラーリとのギュップは以前のレースよりも小さかったです。それは明らかです」と田辺豊治は Formel1.de にコメント。

「しかし、それがエンジンによるものなのか、シャシーによるものなのかはわかりません」

田辺豊治は、今後数週間で状況が明らかになると考えている。

「ブラジルとアブダビのデータを見てみる必要があります。そうすれば、もっと多くのことがわかります」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / ホンダF1 / メルセデスF1