F1 フェラーリ スペインGP
フェラーリは、今週末のF1スペインGPに今季初のエンジンアップグレードとなる“スペック2”エンジンを投入する。

プレシーズンテストでは今シーズンのタイトル候補として見なされていたフェラーリは、実際にシーズンが開幕してもパッケージは競争力はあると考えられているが、開幕から4戦連続でメルセデスに1-2フィニッシュを許し、勝利を収めることができていない。

当初、フェラーリは第7戦となるF1カナダGPで最初のエンジンアップグレードを投入する予定だったが、スケジュールを2戦前倒しにしてバルセロナで投入するために開発を進めてきた。

「伝統的に大部分のチームがアップグレードを持ち込むレースであるスペインGPを迎えるときがきた。ライバルのパフォーマンスは一段と向上すると見ている」とフェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットはコメント。

「現在、我々はチャンピオンシップで遅れをとっているし、キャッチアップする必要がある。今シーズンは開発作業が鍵となることはわかっている」

「バクーには新しい空力パッケージを持ち込んだが、バルセロナでもそのエリアにいくつかの開発物が投入される」

「それに加え、我々はスケジュールを前倒しして新しいパワーユニットを導入する。カナダで投入する予定だった第2のスペックとなる」

マッティア・ビノットは、エンジンアップグレードは燃料/潤滑油のサプライヤーであるシェルのアップデートと密接に関連したものであり、フェラーリとして“パフォーマンスの向上”を期待していると語る。

「我々のチームと密接に橋梁しているシャルは異なる製法のレース用潤滑油を開発している。それも新しいパワーユニットに導入されることでパフォーマンスの向上をもたらすだろう」

「これらの開発を前進させることができたのは、全員が差を縮めるために懸命にプッシュしたことによる大きなチーム努力の賜物だ」

現在、フェラーリはコンストラクターズ選手権でメルセデスから74ポイント差の2位に位置している。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1スペインGP