信頼性に問題をみせたフェラーリ F2008(画像)
フェラーリの2008年開幕戦は、失望の結果となった。

ワン・ストップ作戦をとったキミ・ライコネンは、素晴らしいスタートで一気に順位をあげたが、2度のスピンやピットストップのタイミングなど、うまく歯車があわないレースとなった。最終的に残り数周でエンジントラブルによりストップ。9番手扱いだったが、バリチェロの失格で8位になり、1ポイントを獲得した。

マッサは、スタート直後にコースオフ。最後尾からの追い上げとなったが、結局こちらもエンジントラブルでリタイアとなった。

開幕前から圧倒的な速さを見せていたF2008だが、肝心のレース本番で信頼性の問題が露呈してしまった。

キミ・ライコネン (8位)
「レースを完走できなかったとこには本当にがっかりしている。だが、ポイントが無いよりはマシだ。エンジンに問題があった。原因を解明しなければならない。マシンは良く、前がいないときは良いペースで走れた。前のクルマを抜こうとして2度スピンしたが、最初のグロックのときは、ホイールが芝生に出てしまった。2度目のコバライネンのときは、あまりに楽観的過ぎたね。シーズンのスタートとしては、この結果が良くないことは明らかだ。だが、シーズンは長いし、これまで今回より酷い状況から回復させているから能力があることはよくわかっている。すべてを適切にしなければならない。そうすれば、本当の競争力をみせられるだろう。」

フェリペ・マッサ (リタイア)
「不快なシーズンのスタートだね。僕らのようなチームにとっては珍しくエンジンに問題が起きた。何が起こったのか理解し、すぐに対処しなければならない。レース中はずっとポジションを上げるために戦った。最初のコーナーでコバライネンと争っているときにマシンのコントロールを失い、トラックの外に出てしまった。そのあとは順位をあげ、ポイント圏内でフィニシュできるはずだった。クルサードとの事故?僕が内側にいて、彼がラインを閉めてきたんだ。たぶん、僕を見ていなかったんだろうね。僕たちのチャンピオンシップは、マレーシアで再びスタートさせなければならない。僕たちは良いクルマを持っていることはわかっている。意図されたとおりに使えるように作業しなければならないね。」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ