フェラーリ F1 メルセデス
フェラーリは、2017年の改善によってパワーユニットにおけるメルセデスとの優劣の差はなくなったと自信をみせている。

2014年にV6ターボパワーユニットが導入されて以降、メルセデスは59戦中51勝を挙げ、F1を支配してきた。それは主にフェラーリとルノーに対するメルセデスのパワーユニットの優位性に起因していたといっても過言ではない。

しかし、今年フェラーリはすでに2勝を挙げており、フェラーリのパワーユニット・オペレーション責任者を務めるルイジ・フラボーニは、同社のパワーユニットのパフォーマンスはもはやメルセデスと同等だと語る。

「誰が優れており、誰が遅いかを言うのは難しい。過去数レースでのクルマのペースはかなり似通ったものだったと思うし、もちろん、パワーでの評価はトラックとクルマに依存する。だが、我々はそのレベルにいると理解している」

ルイジ・フラボーニは、オフシーズンにマラネロが成し遂げた仕事には満足しているが、フェラーリはシーズン中にさらなる改善を求めており、そこに胡坐をかいているつもりはないと語る。

「もちろん、冬の間は非常にタフな仕事をしてきた。我々はうまくやるために全体的なアプローチを採ってきたことはわかっていたし、最大限に仕事をしてきたが、埋めなければならない差があることはわかっていたからね。我々はすべてにうまく取り組むことができたと思う」

「エネルギー、パワー、信頼性、重量に取り組む必要がある。それら全てのアイテムが我々のリストにあり、我々は本当に多くのことをやってきた。現時点で我々がこの結果に到達したことには非常に満足している。もちろん、まだエンジンをプッシュしているし、開発を進めているので、最終的に達成したいと思っている結果ではない」

ルイジ・フラボーニは、それらの開発計画がトークシステムが廃止され、より迅速にパワーユニットにアップデートを投入できるようになったことが助けになったと認める。

「去年も言ったように、我々はトークンが廃止されたことに満足している。エンジンを連続的に開発することが可能になったからね。現在のプログラムは、すべてのレースで最大限のものをもたらすことだ。どのようにパワーユニットを分けて、社内で開発していけるかが重要だ」

「その点でトークンが廃止されたことではるかにフレキシブルになったと思うし、我々はその機会を生かしている。シーズン中により自由に多くのものを試しているし、我々にとって良いステップだったのは確かだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ