フェラーリ
フェラーリのエンジン&エレクトロニクスディレクターを務めるルカ・マルモリーニは、最終プレシーズンテストに新しいエキゾーストレイアウトを導入する予定であるが、信頼性に懸念を抱いていることを認めた。

フェラーリは、バルセロナテスト2日目にエキゾーストの熱でボディワークの一部が焼け、フェルナンド・アロンソの走行時間が制限された。

ルカ・マルモリーニは、コアンダエキゾーストを機能させることに手を焼いていることを認め、開幕戦までの限られた時間で新しいソリューションを試していくことのリスクを懸念している。

「エキゾーストの破損が、重要な場面で起こればマシンをストップさせかねない。ピストンやギアボックスの不具合に匹敵するリスクだ」とルカ・マルモリーニはコメント。

「そのため、適切な量のテストができずにエキゾーストソリューションを導入することに多くの懸念を抱いているが、最後までプッシュする必要がある。これまでダイナモやフリー走行でいくつかの異なるエキゾーストをテストするプロセスを経ているので、我々は同じプロセスを続けようとしている。だが、プッシュすればするほど、そのインパクトが直接的になる」

「一例として、我々は午前中、マシンをストップさせないようにエキゾーストの限界がどこにあるのかどうしても知る必要があるため、エキゾーストを寿命までテストした。しかし、エンジンのスタッフはこのことにやや不安だったと思う。それでもメルボルンでは十分テストされたソリューションだと確信することができるだろう」

ルカ・マルモリーニは、ウィリアムズとケータハムのエキゾーストソリューションを見たと述べ、フェラーリが最終テストに新しいデザインを持ち込む予定だと明かした。

「非常に興味深いものだし、我々も異なるソリューションに取り組んでいる。エキゾーストのアドバンテージは、他のマシンよりもクルマをぐっと速くするようなものではない。それが貢献するのは最後のコンマ数秒だけだ。今のところ我々は彼らとは別のソリューションで作業しているが、ダイナモと風洞ではまったく異なるソリューションに取り組んでもいる。ベストと思うものをマシンに施すつもりだ」

「昨年のエキゾーストへの取り組みと同様のアドバンテージを想定している。それ以上ではない」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ