スパイ事件に終止符
フェラーリとマクラーレンが、昨年のスパイ騒動で和解するとの声明を発表した。

マクラーレンは、昨年、従業員のひとりがフェラーリの機密文書を所有していたことが発覚。スパイ事件で有罪となり、1億ドルの罰金とコンストラクターズ・チャンピオンシップから除外された。

マクラーレンとフェラーリは、個別に声明を発表し、両チームは自らとF1が前進するためにあらゆる未解決だった問題に決着をつけたことを発表した。

マクラーレンの声明
「FIAと世界モータースポーツ評議会が2007年12月にマクラーレンに対する提訴を正式に取り止めたことや、マクラーレンのフェラーリに対する度重なる公式謝罪を踏まえて、フェラーリとマクラーレンはこの件に関するチーム間の様々な議論を終結させることに合意した。また、マクラーレンはこの件に関係するフェラーリの費用の返済と最終支払にも合意した」

フェラーリの声明
「フェラーリは、2007年F1ワールドチャンピオンシップ中に起こった周知の事件に対するマクラーレンの再度の謝罪を受け入れ、またF1のため、そして2007年12月のFIAおよびFIA世界モータースポーツ評議会のマクラーレンに対する手続きの正式終了を考慮し、2チーム間の未解決の論争をすべて終了することを受け入れたことを発表する。フェラーリは、この件に関連してナイジェル・ステップニーに対する賠償要求は継続していく。」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / マクラーレンF1チーム