フェラーリ F10
Ferrari F10
フェラーリの2010年F1マシン「F10」。2010年のフェラーリF1マシンは、2009年マシン「F60」のネーミング体系を継続し、2010年を表すF10というネーミングが与えられた。

F10は、まずハイノーズなフロントセクションが特徴的。昨年のレッドブルRB5に見られたようなノーズ上にエッジ部分がフィンのようにせり上がっている。フロントウィングの形状も複雑化し、ノーズ吊り下げ部には独特なザクリが入れられている。

また、2010年から給油が禁止となり燃料タンク容量は約1.8倍になるとされており、F10のリアセクションは若干、幅広な印象となっている。

フェラーリ F10 主要諸元

シャシーカーボンファイバー、ハミカムコンポジット構造
ギアボックスフェラーリ製縦置(リミテッドスリップ・ディファレンシャル)
トランスミッションセミオートマチック・シーケンシャル電子制御ギアボクス(クイックシフト)
ギア数7速+リバース
ブレーキブレンボ製ベンチレート・カーボンファイバー・ディスクブレーキ
サスペンション独立懸架サスペンション、前後ともプッシュロッド式トーションスプリング
重量620kg(液体、潤滑油、ドライバー含む)
ホイールBBS製13インチ(前後)

エンジン

形式フェラーリタイプ056
排気量2,398cc
気筒数8
Vアングル90度(鍛造アルミニウム)
バルブ数32
バルブ駆動圧搾空気式
ピストン口径98mm
重量95kg
燃料シェル製VパワーULG-66L/2
潤滑油シェル製

F10 フロント F10 サイド

関連:フェラーリ、F10を発表 - 2010年1月28日

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1マシン