FIA会長、2026年の次世代F1マシンの軽量化を要求
FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、2026年に制定される次期F1技術規則において、F1マシンをより軽量化するよう呼びかけた。

昨年、F1のレギュレーションが大きく見直され、グランドエフェクト・エアロダイナミクスが復活したことで、マシンの最低重量は800kg近くにまで増加した。

現在、マシンは10年前より150kg以上重くなり、エネルギー回生システムKERSが初めて導入された前年の2008年よりも200kg近く重くなっている。

新しいエアロパッケージと、現在のV6ターボハイブリッドパワーユニットに搭載された重いハイブリッドシステムが、近年の天文学的な重量増の一因となっている。

自身もラリードライバーとして活躍したモハメド・ビン・スライエムは、現在のフォーミュラが安全性や燃費に適していないことを感じている。そこで彼は、3年後のルール改正の際に、変更することを提案している。

「私が非常に明確にしたいことの1つは、より軽い車が必要だということだ」とモハメド・ビン・スライエムはMotorsportに語った。

「その方がいいと思う。私はモータースポーツ出身で、軽いクルマはより安全で、同じ量の燃料を使わなくても済む」

「実現は難しいだろうが、誰もがそれを望んでいる。私はラリー出身で、重いクルマほど悪いものはないと思っているので、プッシュしている」


F1のCEO、ステファノ・ドメニカリは、今後の車重の増加は持続可能ではない可能性があることに同意した。

「常に議論されてきたポイントの1つが重量だった」とドメニカリは語った。

「ご存知のように、ハイブリッドエンジンやバッテリーによって重量は増加し、それはF1の本質にそぐわないものである。したがって、それは将来の議論のテーマだ

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カテゴリー: F1 / F1マシン / FIA(国際自動車連盟) / リバティ・メディア