F1チーム、2022年F1マシンの最低重量を3kg引き上げで妥協との報道
F1チームは、アルファロメオF1チームだけがクリアしていたと言われる最低重量を3kg引き上げるという妥協に達したと報じられている。

先週、2022年の次世代F1カーがカタルーニャ・サーキットでF1プレシーズンテストを行ったが、Auto Motor und Sport 、一部のチームが重量を減らすのに苦労していると報じた。

今年の最低重量は最大795kgと、昨年よりも43kg増加しているが、新しい18インチタイヤとより剛性の高いサスペンションにより、チームはダイエットに苦戦を強いられている。

あるチームボスは「一部の車は最低重量を2桁上回っている」と語ったとAuto Motor und Sportは報じた。

それらのチームの1つは、レッドブル・レーシングであることが明らかになっている。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、RB18の「唯一の問題」は「重量」であると語った。しかし、「すべてのチームが同じ問題を抱えている」と付け加え、彼らが増加に同意することを期待している Motorsport-Magazin.com に認めていた。

ただし、すべてのF1カーが太りすぎではない。アルファロメオのC42は最低重量を下回っており、マクラーレンのMCL36は数キログラムを落とすだけで済む。一方、フェラーリのF1-75は6kg重すぎだという。

車重の問題により、10チームのうち9チームがFIA(国際自動車連盟)に最低体重の増加を要求し、Motorsport.comのイタリア版によると、わずかな増加で合意されたと伝えた。

「FIAが10チームのうち9チームからリクエストを受け取った後、FIAは車の最低重量をわずかに増やすことを決定し、最初の795kgから3キログラムの偏差を許容した」と同サイトは伝えた。

いくつかのチームは10から15kgも要求したと言われているが、FIAは「予算上限レギュレーションの哲学」を重視した。

結局、FIAが定めた「ガイドラインから大きく逸脱しない妥協点に到達した」という。

では、3kgの根拠はどこにあるのか? タイヤが1kg、新しいホイールカバーが1kg、フロアとサスペンションに必要な補強材が1kgだ。

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カテゴリー: F1 / F1マシン