ロス・ブラウン 「次世代F1マシンは2022年に確実に導入される」
F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2022年に新しい技術規則を導入するという計画は“確実”に実施されるとし、それ以上延期されることはないと語った。

F1は2021年にF1マシンを大きく変えることになる抜本的な技術規則の変更を予定していたが、新型コロナウイルスの大流行によって開幕から10戦の中止を余儀なくされた状況を鑑みて、計画は2022年まで延期された。

F1チームはレース中断による収益減とコスト削減の影響を抑えるために、新レギュレーションの導入を2022年まで延期し、今季のマシンを来年も使用することに満場一致で合意した。

しかし、レッドブル・ホンダF1のクリスチャン・ホーナーは、10チームの間でルール変更を2023年までさらに1年延期するという“合理的な合意”があったと述べていた。

だが、ロス・ブラウンは、さらなる延期の提案を却下。新型コロナウイルスの不確実性は拭い去れていないが、2020年に新レギュレーションを導入するという計画を変更することはないと述べた。

「間違いなく2022年に導入される」とロス・ブラウンは F1 Show に語った。

「一部のチームはさらに1年間それらを遅らせることを求めている。我々は恐ろしい危機の真っ只中にあるので、今のマシンを来年も使用するという措置には正当な必要性があると考える」

「新しいレギュレーションで我々が取り入れているイニシアチブは、複雑さ、そして、お金がどこに費やされるかという点において、スポーツをより経済的に実行可能にすることだ」

「現在のマシンは非常に複雑であり、大金をつぎ込むむだけ速くすることできる。我々はその傾斜を横ばいにし、お金だけが競争力の基準にならない状況を作り出す必要がある。したがって、我々にはその傾斜を平らにするためにも新しいマシンが必要だ」

「我々は今でも素晴らしいチームに勝ってほしいと思っている。我々はF1の品位を維持する必要がある。これはスポーツであり、最高の人々が勝つ必要がある。しかし、私はこれらの新しい規則、新しいマシンで、将来的に競争力のあるレースを形作ることができると思っている」

「それらは1年延期されたが、間違いなく2022年に登場する」

2020年F1マシンの空力開発は、チームのコストを削減するためのさらなる動きとして今年の残りの間禁止されている。

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カテゴリー: F1 / F1マシン