F1 F1レギュレーション 国際自動車連盟
2019年のF1世界選手権では、燃料搭載量の増加、およびF1マシンとドライバーの重量は別々に計測されることで合意に至った。

F1ストラテジーグループとF1委員会は17日(火)でフランスのFIA本部で会議を開催。FIA会長のジャン・トッドとF1の最高責任者チェイス・キャリーも参加し、2019年のF1レギュレーションの改訂に合意した。

今回合意に至った2019年のF1レギュレーションの変更点は以下。

・レースの燃料搭載量は105kgから110kgに増加。これにより、ドライバーは常にフルパワーでエンジンを使用することができる。

・ドライバーの重量はクルマとは別で考慮されるようになる。体重の重いドライバーはもはや不利にはならないだろう。

・ドライバーは安全性を高め、医療救助を促進するためにバイオメトリックグループの着用を義務付けられる。

2019年の空力変更については引き続き議論され、FIAが実施するリサーチとチームとの議論が完了する今月末までに決定が下される予定でる。

また、FIAの技術部門は、5月末までに2021年のエンジンレギュレーションを確定させることを目指して、既存のパワーユニットサプライヤーおよび潜在的なメーカーと提案をより詳細に議論していく。現在、FIAが提案している2021年のF1パワーユニット案案では、F1チームは引き続き1.6リッター V6ターボ ハイブリッドエンジンを使用し続けるが、現行パワーユニットで最も複雑で高価なMGU-Hは廃止される予定となっている。

全てのレギュレーション変更案は、FIA世界モータースポーツ評議会での承認が条件となる。

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カテゴリー: F1 / F1マシン / FIA(国際自動車連盟) / リバティ・メディア