各F1ドライバーのパワーユニット使用状況 (F1ドイツGP終了時点)

F1レギュレーションでは、各ドライバーあたり5基のエンジンを使用することができる。そして、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが6基目に達した時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。
夏休み前のラストレースとなったF1ドイツGPでは、これまで2基目のコンポーネントを維持してきたドライバーが3基目を投入した。
ウィリアムズのとフォース・インディアの両ドライバー、そして、マノーのパスカル・ウェーレインが内燃機関、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを3基目に変更。ルノーのドライバーは、4基目の同コンポーネントを導入している。
メルセデスは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの両ドライバーがバッテリーとコントロールエレクトロニクスを新しくし、ルイス・ハミルトンがそれぞれ4基目、ロズベルグが同じく3基目を使用している。
また、ルノーのケビン・マグヌッセンはコントロールエレクトロニクス、ケビン・マグヌッセンはバッテリーを交換した。
グランプリ2日目にはハースF1のロマン・グロージャンが3基目のバッテリーとコントロールエレクトロニクスを導入。さらに、ザウバーのマーカス・エリクソンが5基目のターボチャージャーを投入しており、次回このコンポーネントを交換した際には10グリッド降格のペナルティが科されることになる。
マクラーレンのジェンソン・バトンは、予選後に新しいバッテリーおよびコントロールエレクトロニクスを投入した。
| チーム | ドライバー | ICE | TC | MGU -H | MGU -K | ES | CE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メルセデス | ルイス・ハミルトン | 3 | 5 | 5 | 3 | 4 | 4 |
| ニコ・ロズベルグ | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | |
| フェラーリ | セバスチャン・ベッテル | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
| キミ・ライコネン | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | |
| ウィリアムズ | フェリペ・マッサ | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 |
| バルテリ・ボッタス | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | |
| レッドブル | ダニエル・リカルド | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
| マックス・フェルスタッペン | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 5 | |
| フォース・インディア | ニコ・ヒュルケンベルグ | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 |
| セルジオ・ペレス | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | |
| ルノー | ケビン・マグヌッセン | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 |
| ジョリオン・パーマー | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | |
| トロ・ロッソ | ダニール・クビアト | 3 | 3 | 3 | 4 | 3 | 3 |
| カルロス・サインツ | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | |
| ザウバー | マーカス・エリクソン | 4 | 5 | 4 | 2 | 2 | 3 |
| フェリペ・ナッセ | 4 | 3 | 4 | 3 | 2 | 2 | |
| マクラーレン・ホンダ | フェルナンド・アロンソ | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
| ジェンソン・バトン | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | |
| マノー | パスカル・ウェーレイン | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 |
| リオ・ハリアント | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | |
| ハース | ロマン・グロージャン | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 |
| エステバン・グティエレス | 3 | 4 | 3 | 2 | 2 | 3 |
TC … ターボチャージャー
MGU-H … 運動エネルギー回生システム
MGU-K … 熱エネルギー回生システム
ES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)
CE … コントロールエレクトロニクス
カテゴリー: F1 / F1マシン / F1ドイツGP
