F1、人種差別的発言のバーニー・エクレストンは「完全な部外者」
F1は、CNNのインタビューで人種差別的発言を行ったバーニー・エクレストンに対して声明を発表。すでにF1内で役割を持たない無関係な人物であることを強調した。

元F1最高経営責任者のバーニー・エクレストンは、ルイス・ハミルトンが行動を起こしたモータスポーツ内での多様性を広げるための活動がF1で明確な効果をもたらすとは考えていないとCNNのインタビューで語った。

「おそらく、F1にとっては悪いことも良いことも起こらないだろう。しかし、考えるきっかけは与えるだろう。その方が重要だ。それは全員にとって同じだと思う」とバーニー・エクレストンはコメント。

「人々は少しばかり考えて『誰もが白人と同じというわけではないし、黒人も同じように白人について考えるべきだろう』と思うはずだ。白人より黒人の方が人種差別的なケースもかなり多く見受けられる」

この発言に対して、F1は声明を発表してすぐさま対応。バーニー・エクレトンはもはやF1とは無関係だと強調した。

「人種差別と不平等に取り組むための団結が必要なときに、我々はバーニー・エクレストンのF1や社会にふさわしくない発言に完全に異議を唱える」とF1は声明で述べた。

「エクレストン氏は、2017年に我々の組織を去って以来、F1で何の役割も果たしていない。彼の名誉会長という肩書は尊称的なものであり、2020年1月に失効している」

先週、F1は、新型コロナウイルスおよび人種差別と不平等に取り組むためのイニシアチブである『#WeRaceAsOne』を発表。この活動には全チームが賛同し、F1マシンには虹のロゴと八シュタグが掲載される。

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カテゴリー: F1 / バーニー・エクレストン