アラン・プロスト 「今年のF1タイトルはセカンドドライバーが鍵を握る」
4回のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストは、今シーズンのタイトル争いを決定する上で、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの対照的な運命が決定打となる可能性があると考えている。

今シーズン、メルセデスとレッドブル・ホンダはF1タイトル獲得にむけて接戦を繰り広げており、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンがドライバーズタイトルの主な候補となっている。

しかし、アラン・プロストは、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの援護射撃も非常に重要であると信じており、この戦いにおいて、特にメルセデスF1での将来に大きなプレッシャーをかかっているボッタスとペレスとのギャップに注目している。

「誰が勝つかを言うのは難しいが、まず言えるのは素晴らしい戦いになるということだ」とアラン・プロストは F1 Nation のポッドキャストに語った。

「今日の私の意見では、レッドブルとマックスの方が良い状態にあると思う。だが、今に始まったことではないが、シーズンは長く、逆転する可能性がある。しかし、1つか2つの理由でレッドブルがタイトルを獲得するかもしれないと思っている」

「まず第一に、セルジオ・ペレスは良い仕事をし始めており、それは大きな助けになるだろう。彼がレッドブルの強みになるとは思わないが、助けになるだろう」

「バルテリ(ボッタス)はそうではない。心理的に非常に難しい状況にある。私はバルテリのことを人として好きだし、このようなチームにいるのはかなり難しいに違いない」

「チームの心理は難しい。以前は、レッドブルは非常に神経質なチームがあり、浮き沈みが激しかった。だが、今はメルセデスがいくつか小さなミスを犯し、いくつかの誤解が生じている。例えば、トト(ヴォルフ)の非常に神経質な反応など、いくつかの異なることがわかる」

「これまで彼らにそのようなことを見ることはなかった。物事は変化する可能性があり、私の意見では、シーズンの間にそれが違いを生む可能性がある」

ルイス・ハミルトン対マックス・フェルスタッペンの戦いについては、2人のドライバーを比較するのは非常に難しいとアラン・プロストは語る。

「マックスとルイスを比較すると、最初のチャンピオンシップを獲得しようとしているドライバーと、自分のレースを準備して自分のシーズンを管理する方法を知っている人とを比較することは非常に困難だ」

「プレッシャーの面では非常に難しい。マックスがチャンピオンシップに勝れば、すぐに彼は素晴らしいドライバーになれると思う」

「しかし、ルイスは非常に完成されたドライバーだ。彼はすべてのツールを持っている。彼は信じられないほどのドライバーだ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / レッドブル・レーシング / メルセデスF1