2021年 F1スペインGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2021年のF1世界選手権 第4戦 F1スペインGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

F1スペインGPの予選ではメルセデスのルイス・ハミルトンが通算100回目のポールポジションを獲得。0.036秒の僅差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手、3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。

1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「予選を通してずっと遅れをとっていたし、ペースを見つけるために細かく微調整していた。100回目のポールなんてただただ信じられない。絶え間なくレベルを引き上げ、決してあきらめないファクトリーのみんなのおかげだ。彼らと働けるのは夢のようだし、なんて旅路だ! 2012年の終わりに働き始めたとき、100回目のポールポジションのお祝いができるなんて誰が思っていただろう? 本当に恐縮してしまうし、彼らの仕事に感謝しかない。初めてポールを取ったような気分だ! このポールはずっと忘れないだろう」

2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「僕にとってはいい予選になった。ミスをせずにラップをまとめられて満足しているし、マシンから最大の力を引き出すことができたと感じた。とても僅差だったものの、あと少し、何かが足りていなかったという部分を認めなければいけない。メルセデスは、一周の速さでは僕らを少し上回っているように見えるけど、昨年ここでかなり苦戦したことを考えれば、フロントロー獲得は満足できる結果だ。ここではスタートがとても重要で、レースの結果に大きな影響を与えるのは分かっている。だから、そこにフォーカスするのは当然なだけど、レースは長いので、スタートで前に出るのと同じくらい、クリーンに決めたいとも思っている。明日、全力を尽くすのはもちろんですが、レースペースはいいと思うので、彼らを倒せるほどかは分からないけど、レース中は常にプッシュしていく」

3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「僅差だった! ポール争いをしていると感じていたけど、ターン10でスタップしてコンマ1秒くらい失ってしまった。今年はそれだけでも結構なマージンだ。僕たちには強力なパッケージがあるし、明日戦えるのは間違いない。今回も僕たちとレッドブルの間は接戦になるだろう。タイヤを良いコンディションに保つことができれば、ピットストップあたりで競争力を高められる。戦略と組み合わで1ストップや2ストップを試せる可能性がある。今夜はたくさんの仕事をする。僕たちの戦略を知るには明日まで待たなければならない」

4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「良い予選だったし、結果にとても満足している。僕たちとトップ3とのギャップを見れば、今日の4番手は堅実な結果だ。Q2ラップはとてもクリーンだったし、それはスタートで使うタイヤにとってもいいことだ。明日はデグラデーションの少ないタイヤでスタートすることが重要なので、そこにかなり集中している。チームとして4番手と6番手からスタートするのはポジティブだ。僕たちのレースペースは競争力があるし、昨日と同じようにタイヤを管理することができれば、いい結果が出せるはずだ。僕たちの目標はできるだけ多くのポイントを持ち帰ることだ。全体的にここまで良い週末だし、好調でフィニッシュできることを期待している」

5番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日はとてもいい気分だし、今日の予選セッションには満足している。この結果は僕たちが求めていたことが確認できた思う。僕たちはこのトラックでポルティマオでのスピードを繰り替えているし、そこは良い部分だ。今週末のマシンは素晴らしいし、チームと一緒に運転することができてとても気分がいい。ファクトリーは改善を見つけ続けるために懸命に働いてくれているし、彼らの努力が報われている。明日は厳しいレースになるだろうし、戦略は興味深いものになるだろう」

6番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「概して、今日はチームにとって良い予選セッションだった。コーナリングでのマシンバランスとマシンパフォーマンスが重要なコースだけど、SF21はうまく機能している。僕側もずっと強い予選ができていたし、マシンをプッシュできていると感じていた。1セットだけでQ1を突破して、Q2ではトップ10に入るために強力なラップを刻むことができた。Q3ではそれなりの1回目の走行の後、最後のアタックでラップタイムの更新を目指したけど、細かいところまで決めきることができなかった。それでも、今日は多くのポジティブなことを得られたし、明日のレースで戦うための良いポジションにいる。レッツ・ゴー!」

7番手:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「全体としてポジティブな一日だ。1セットのタイヤでQ1を突破するために本当にうまくやれたと思うし、それによってQ3で2セットのタイヤを使えるようになった。でも、タイミングが合わず、残念ながら、それらを使うことができなかった。テーブルにはずっとコンマ1秒があったと思っているし、本当に良いラップをまとめることができていたら、4番手だったかもしれない。でも、そこに焦点を合わせたくはない。結局のところ、僕はまだ自分自身を見ているし、どうやったら改善できるかを考えているところだ。まだマシンを完璧にドライビングできていない。今日は確かに良かったけど、自分自身に焦点を合わせているし、チームはQ3のタイミングについて彼らの役割で取り組んでくれることを分かっている。今日はずっと良い一日だったし、昨日から本当に良いステップを果たした。だから、とても満足しているし、いくつかの答えが見つかり、アップデートが機能しているように見えることをとても嬉しく思っている」

8番手:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今日の予選はなかなか難しく、基本的にはよくないセッションになってしまった。一日を通して、一度もいいラップを走ることができなかったし、ひじの痛みがあり、予選も100%の状態ではなかった。その中でもQ3に進出できたことは、僕たちのマシンに競争力があることを示していると思う。レースペースは悪くないので、オーバーテイクが難しいこのサーキットで上位ではないポジションからのスタートは残念だけど、上位を争える自信はある。明日は切り替えてレースに臨み、ダメージを最小限にしながら順位を上げていきたい。早い段階で上位のマシンに追いつかなくてはいけないので、アグレッシブに攻めていく。今週末はここまで決していい流れではない。ただ、過去3レースを振り返ると、最も重要であるマシンの理解も進み、徐々にペースを上げられてきているので、明日もいい戦いができると思っている」

9番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日はパーフェクトな予選ではなかった。Q1では1回目の走行でトラフィックに引っかかってしまってかなり運が悪かった。セーブしておくすべきだった2セット目のタイヤを使う必要があり、劣勢に立たされてしまった。Q3の最初の走行では少しマシンにダメージを負ってしまい、最後の走行もクリーンではなかった。路面が真かして、風が変化していたという点で最終的にはとても重要だった。そこまで落ち込んではいないけど、オーバーテイクがとても難しいレースなので、僕たちのポジションからスタートすることには少しフラストレーションを感じている。僕たちには日曜日に強いマシンがあることは分かっているので、たくさんのポイントを取れるようにベストを尽くす」

10番手:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「ここまで良い週末になっている。今シーズン2度目となるトップ10入りを果たすことができた。僕たちのマシンの進歩を示しているので良いことだ。今日のセッションに関しては、Q3のアウトラップがちょっと乱雑だったと思うし、そこで見つけられるタイムがもっとあった。非常にタイトだし、オーバーテイクがとても難しいレースだけど、レースでは何が起こるかわからないので、最初の数周を良いものにして、どの位置で終えられるか見てみるつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1スペインGP