F1ロシアGP 予選:ドライバーコメント(11番手~20番手)
2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。

予選Q2では、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがクラッシュ。残り2分での再開でのトラックポジションが命運を分ける一因となった。タイヤを自由に選べる6列目にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が並ぶ。

11番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「予想よりも良い仕事ができるだけのペースがあったけど、残念ながら、チャンスを逃した。かなりがっかりしているけど、それが人生だ。今日はQ3に進出するポテンシャルがあると信じていたので、それができなかったことにイライラしている。無線通信からアタックを開始するためにラインを越えるための余裕がないと思ったので、アウトラップから攻めて、クビアトにとても近い位置でアタックを始めた。実際はもう少し時間的に余裕があったけど、それを活用しなかったので、その部分で改善する必要がある。タイヤを自由に選べる11番からスタートするので、それをアドバンテージにしたい。レースは明日だし、ポイントが付与されるのは明日なので、全力を尽くすつもりだ」

12番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「いい走りができたし、明日はいいポジションからスタートできるので、予選の結果には満足している。Q2での赤旗中断は残念だったけど、決勝はチャンスの多い面白いものになると思う。中断がなかったらQ3に進出できていたと思う。今日はマシンのフィーリングがよかったし、昨日もまずまずだったので、レースペースではいい走りができると思う。決勝ではチャンスを逃すことなく、ポイント獲得を狙う」

13番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「タフな一日でした。僕たち全員が、Q2の最後の数分間でタイムを記録したし、赤旗後に出ていくことは滅多にないことだ。悲しいことに、僕たちがファストレーンにいる間にエンジンがオーバーヒートしてしまい、予防措置としてマシンのスイッチを切ることした。今年は一貫してQ3に進めていたのでフラストレーションを感じている。まだここで自分のリズムを見つけられていない。細かい部分をまとめて、明日はもっと強くなる必要がある。ここはオーバーテイクが簡単ではないけど、僕隊には速いレースカーがある。良いスタートを切り、早い段階で進歩を遂げることができれば、ポイントを争えるはずだ」

14番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「予想以上だし、期待以上の結果だ。とても満足している。今週末の目標はハースとアルファを予選で上回ることだったし、Q1では彼らの前に出るために良い仕事ができた。Q2ではタイヤを1セットしか持っていなかったけど、セバスチャン(ベッテル)の前に出ることができたのは素晴らしい結果だ。マシンの感触は良くかったし、ラップにも満足しているので、明日に向けて本当に良い状態だと思う。僕たちは土曜日のペースは良いと認識しているので、過去数回の週末では日曜日により焦点を当てているけど、まだ日曜日のペースが完全に一致していはいない。ここでは予選とレースペースのバランスを再調整したので、明日は良いポジションにいられるはずだ。ハースとアルファの方がまだ僕たちより優位だと思うので、明日のレースはできるだけ速く走って、彼らにオーバーテイクされないようミラーをチェックするつもりだ」

15番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「タイムを改善しようとしているときにクラッシュしてしまった。第1セクターが良くなかったのでプッシュしていた。スピードが速すぎたんだと思うし、マシンのコントロールを失ってしまった。ターン2ですでにそれは起こっていたし、その後のターン4でも再び起こっていた。衝撃を避けようとしたけど、間に合わなかった。午前中のセッションと比べて、予選では路面がかなり違っていたし、少し苦労していた。チームに余計な仕事をさせてしまって申し訳なく思っている。でも、少なくともマシンは修復できると思う」

16番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「公平に言って、マシンの性能を最大限発揮できたと思う。昨日は19番手から1秒遅くて苦労していたからね。今日のFP3で一歩前進できた。パーツを変えたりしてみたけど、それでもまだ僕たちが望んでいたほどではなかった。予選に向けてさらにいくつか変更をを加えたら、それがとてもうまくいった。マシンの感触がとても良くて、まとまっていたので、その点では満足している。明日のレースは前の方で何かが起きることを願っている。そして、ポイントが取れたらうれしい。純粋なペースでは、何も起きなければ、僕たちが10位以内に入るのは難しいだろう。でも、チャンスが巡ってきたとき掴みとれるようにベストを尽くして準備をしておく必要がある」

17番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「ある程度の進歩を遂げていたけど、最終的に今日Q2に進むにはまだ少し足りなかった。路面はFP3から大きく変化していたけど、僕たちはすべての走行で改善して、最後の走行のターン2で少しアクセルを戻さなくてもよければ、もっと上位だったと思う。ペースは良さそうだし、僕たちはまだポイント争いから外れてはいない。最近行ってきたように良いスタートを切る必要がある。オープニングラップでいくつか順位を上げれば、良い結果を得るために戦えるはずだ。今日の結果によって目標が変わることはない」

18番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「良い予選ではなかった。週末を通してマシンにはそれなりのペースがあったけど、予選では1周目にタイヤを機能させることができなかった。最後のアタックに向かうアウトラップで多くのトラフィックに引っかかってしまった。タイヤが冷えすぎていた。もう1周する必要があったけどできなかった。どのラップも最適ではなかった。満足のいくものではなかったけど、とにかく予選ではうまくいかなかった。昨日のFP2でのロングランはそれなりに良かったけど、レースでも強いかはわからないし、僕たちはいつもの位置にいるように見える。明日も頑張るよ」

19番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「今日の予選にはがっかりしている。セッションはブレーキのフィーリングに振り回されたし、ウォームアップラップの時からブレーキがバイトしなかった。ロックアップして1回目のラップを逃してしまい、2回目のラップで後手に回ってしまった。なぜプラクティスセッションよりも悪化したのか原因を調査委する必要がある。明日は面白くなるだろう。戦えるように、マシンはレースでより競争力を持てるように調整した。前進できると確信しているし、オーバーテイクと追走が難しいトラックなので、良いスタートが鍵となる。前に進むためにプッシュしていく」

20番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「今週末はここまでマシンにかなり満足していたし、予選はかなりうまくやれると思っていたけど、うまくいかなかった。あまり言うことはない。アタックラップのターン2でスピンしてしまった。それでおしまい。ラップ開始時のタイヤは少し冷えていたのかもしれない。フロントをロックして、縁石をヒットしたところ、成す術がなかった。シンプルにそういうことだ。Q2に行けるマシンがあったけど、ラップタイムを出さなければ、最下位になる。明日は大きなチャレンジになるが、巻き返すために何ができるか見てみよう」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー