F1ハンガリーGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPの予選が7月18日(土)にブダペストのハンガロリンクで行われた。

ポールポジションを獲得したのはメルセデスF1のルイス・ハミルトン。ハンガロリンクのコースレコードを更新する1分13秒447をマークして、通算90回目のポールポジションを獲得。ハンガリンクでのポールポジションはミハエル・シューマッハの記録に並ぶ7回目となる。

2番手にもチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いて、メルセデスF1がフロントローを独占。そして、2列目にはレーシング・ポイント勢が続いた。ランス・ストロールが予選ベストリザルトを更新する3番グリッドを獲得。4番手にはセルジオ・ペレスが続いた。レーシング・ポイントの二人は最前列のメルセデスと同じミディアムタイヤでタイムを出している。

1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日はマシンと本当に一体に慣れた気がしたけど、バルテリはまったく楽をさせてくれなかったよ! このようなラップには本当に完璧さが求められるし、最も楽しい予選のひとつだ。僕の90回目のポールポジションだ・・・信じられないよ。まったく実感が湧いていない。正直、謙遜している。僕は本当に素晴らしい人々のグループと仕事をしているし、彼らがいなければ、自分がこのようなことを達成する機会はなかっただろう。素晴らしい仕事をしてくれたホームと現場のみんなに心から感謝している。明日に目を向ければ、ターン1までの距離が長いし、まだ何も保証されているわけではないので、スタートを決められるように集中して懸命に仕事をしなければならない。天気がどうなるかわからないので、今夜作業をして、できる限りの準備をして、チームのために1-2フィニッシュを達成することに集中しなければならない」

2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日も本当にレベルの高い走りができたし、チームにとっても良い結果だ。予選でルイスとの接戦になることはFP3から分かっていた。僕のラップは悪くなかったし、実際、Q3の最後のアタックも本当に良かったけど、あれ以上には速く走れなかった。今日はルイスが素晴らしい仕事をしてポールポジションを獲得した。明日のターン1では僕たちの間でドラッグレースのような展開になるだろうし、楽しみにしている。1周目は間違いなく面白くなるはずだ。現時点で僕はチャンピオンシップの首位いるけど、それを維持するためにはレースに勝ち続けなければならない。明日の目標はそれだけだ。そこに100%集中している」

3番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「今日の結果にはとても満足している。予選を通してマシンは強かったし、僕たちは週末ずっとパフォーマンスを発揮していた。僕たちにはペースがあるし、今日は予選でそのすべてをまとめることが重要だった。この結果を得るためにチーム全体は素晴らしい仕事をした。ミディアムタイヤでQ3進出を目指したのは間違いなくギャンブルだったけど、正しい判断だったことが証明された。明日はチームのために大量ポイントを獲得できる良いポジションにいる

4番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「2列目を確保できたことは、チームのみんなにとって素晴らしい結果だ。4番手という結果には満足しているけど、予選はもう少し良かったかもしれないし、Q3ではもっといいラップができたかもしれないと感じている。重要なのはこの週末の勢いを維持できたことと、どのセッションでも力強いペースを見せてきたことだ。明日も同じペースが出すことができれば、素晴らしい結果を狙うことができるだろう。ミディアムタイヤでレースをスタートできることは、僕たちが望んでいたことだったので、それを実現するためのスピードがあったことは素晴らしいことだ。明日はそれが成果を挙げることを願っている」

5番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「昨日のフリープラクティスですでに目にしていたように僕たちにとって良い週末だと思う。でも、僕たち二人にはまだ多くの作業が待ち受けている。ソフトでスタートするので、僕たちは前の4台とはタイヤ戦略だし、それがどのように進化するか見ていくつもりだ。もしかするとターン1までの走行とその後の数周で有利かもしれないからね。天気予報はレース中に雨が降るかもしれないと言っているし、僕たちは昨日ノウエットで少し苦労していたけど、実際には明日チャンスが少し増えるかもしれない。僕たちの前の2チームは別次元のように思えるけどね!」

6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「僕たちは一歩前進したし、それが分かってうれしい。僕サイドでは簡単なセッションではなかった。Q1とQ2ではドライビングにちょっと苦戦していたし、自分の仕事にはあまり満足していない。でも、Q3は良かったし、6番手はスタートには良い位置だ。予選よりもレースペースの方が強いと思うので、良い戦略でそれをアドバンテージにして、いくつかポジションを上げられると思う。明日はあらゆることが役割を果たすと思う。明日の天気に関しては、僕たちはここまでドライトラックでかなりいい感じだし、雨が降ったもペースはあると思う。でも、常に少し予測ができないものだし、どちらかと言えばドライで走りたいね」

7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「当然ながら今日の予選結果にはみんながっかりしている。明確な理由は分からないが、昨年は非常によかったこのサーキットでマシンのバランスに苦しんでおり、ここまでは難しい週末になっている。いろいろな部分を変えているので原因をつかむことが難しいけど、ここまでラップタイムはあまり上がってきていない。このサーキットでは特にセクター2を中心にマシンのバランスのよさが求められるけど、オーバーステアとアンダーステアが出ており、いい形にまとまっているとは言えない。もちろんここでのオーバーテイクは簡単ではないけど、それでも僕はレースをあきらめていないし、できる限りのベストを尽くす。7番グリッドというポジションなので、トラブルを避けながらスタートし、多くのポイントを獲得したいと思う。いつもの通り、自分たちなりのベストを尽くし、チャレンジを続けていく」

8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日はかなり満足している。チームはこれ以上の仕事はできなかったと思う。いくつかミスをしてしまった。もっと上位のポジションにいられたかもしれないし、ラップを完璧にまとめていればもっといい仕事ができたかもしれない。その点は少し残念だけど、チームとしてもマシンとしても、今週末は課題があったので、予選を8番手と9番手で終えられたことにはとても満足している。これが精一杯だったと思う。今週末のマシンパフォーマンスを考えれば、より現実的な位置だと思うので、改善するためにいくつか作業をしなければならないけど、今日はベストを尽くした」

9番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「今日はセットアップを変更してからマシンのフィーリングが良くなった。昨日はバランスやタイヤの温度に苦労したけど、今日はいくつか大きな問題を解決して、2台揃ってトップ10に入ることができた。特に最終セクターでマシンの挙動が予測不能になる問題を抱えていて、まだ改善の余地はあった。明日はユーズドのソフトで9番手からスタートするので戦略とタイヤ管理が重要になるだろう。でも、ここハンガリーでも多くのポイントを獲得できるように戦いたい」

10番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今季2回目のQ3進出を果たせてうれしいけど、今週末はトラブルが出ていて、Q2の2回目のアタックとQ3に影響が出たのは残念だった。「チームが今晩対処してくれるので、明日は問題が解決されているはずだ。パフォーマンス面で言えば、昨日はほとんど走行できなかったのに、予選で全力を出しきれたことに満足している。厳しい戦いだったけど、最終的にはきちんとラップタイムを出せて、マシンの感触もなかなかよかった。明日のレースでもうまくいくことを願っている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ハンガリーGP