F1ハンガリーGP 金曜フリー走行:全ドライバーコメント(1)
2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPの2回のフリー走行が7月17日(金)にブダペストのハンガロリンクで行われた。

午前中はドライコンディションで行われ、メルセデスF1のルイス・ハミルトンがトップタイムを記録。ウェットコンディションとなった午後のFP2では13台のみがタイムを記録。フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。

メルセデス
ルイス・ハミルトン
「最初のセッションで必要なことはすべて完了した。FP1では、まだやらなければならない作業が残っていたが、マシンはいい感じだった。2回目のセッションでいくつかの変更を行った。雨が降ったので明日やるべきことを学んだ。FP2のウエットコンディションでは、やることがあまりなかったので、インタミディエイトタイヤのインストレーションラップを完了した。ここはドライでドライブするにはとても良いトラックだが、ウエットではトリッキーだし、今日はグリップがかなり低く感じられた。明日の予選にむけてはパワー依存のサーキットではないので、かなり拮抗すると思う。もっと集団がタイトになることを望んでいる。ルノーがうまくやっているのを見るのは素晴らしいだろうし、マクラーレンは素晴らしい仕事をしているし。レーシング・ポイントもそうだし、それを見るのは本当にエキサイティングだ。それにレッドブルは強いとを期待しているし、彼らとの厳しい戦いを予想している」

バルテリ・ボッタス
「今日のFP1のドライでは、マシンはそれほど感触が悪くなかった。少しアンダーステアに苦労していたが、そこは修正できると思うし、バランス的には良い場所にいるようだった。悪いスタートではなかった。もちろん、午後にさらにいくつかのプラクティスラップをしてバランスを微調整できれば良かったけど、条件は誰にとっても同じだ。ウエットのFP2のグリップレベルはかなり低かった。このようなコンディションでのバランスと、インターとウエットの両方のタイヤを試した。どちらもかなり似たような感じだった。今週末はさらに雨が降るようなので、引き続き作業を続けて、予選とレースまでにマシンでもっと良い仕事をしたいと思っている」

フェラーリ
セバスチャン・ベッテル
「今朝は問題なかったと思う。このトラックはもう少し良くなるはずだし、明日もそうだといいが、予選になるまでわからない。先週に弱点が示された後、マシンをもう少し理解する必要があったので、ウエットで他よりも多くの周回数を走った。マシンの信頼を得るためには周回数が必要だ。まだやらなければらないことが多くがあるのは秘密ではない。宿題をこなさなければならないけど、全体的に僕たちは少しは競争力がついているようだ。数日間、天気は変わりやすいみたいだけど、オーストリアのようにドライなら大丈夫だろう。今日の午前中のドライの路面でも良かったから。明日を楽しみにしている」

シャルル・ルクレール
「今日は思っていたよりいい感じだった。ここにはオーストリアと基本的には同じマシンを持ち込んでいるけど、このコースの方が合っているみたいだからそれはうれしい。前回のレースコースに比べてここはストレートが少なく、僕らはコーナーで速いからね。午後は雨が降って、いくつか試していたから少し苦戦したし、ウエットにちょっと自信を失っているからあまり満足できていないけど、今朝はいくつかポジティブな兆候があった。ウエットタイヤで走った最初のランは2周しかできず、いつものようにはいかなかったけど、同じタイヤを履いたセブのラップタイムを見ると、彼は素晴らしい仕事をしていたし、ポジティブに思う部分はある。明日がとても楽しみだ。フリー走行で見つけたポジティブなサインを予選とレースの好結果につなげられたらいいね。でも、僕の方はまだやるべきことがたくさんあるし、明日はいいポジションにつけられることを願っている」

レッドブル・ホンダ
マックス・フェルスタッペン
「今日のFP1は想定どおりにならなかったので、ここから検証する必要がある。その後、FP2に向けていくつか変更を加えたが、雨で十分な比較ができなかった。今夜、データの分析を行い、バランスを向上するために明日に向けて変更を施していく。このサーキットは僕たちが得意な部分もあるが、メルセデスと勝負するためにはまだやることがある。土日も今日のような天気が続きそうで、どのぐらい雨が降るか分からない。でも、条件はみんな一緒だ。まだ初日で、あまり走行もできなかったので、土日がどんな展開になるか想像がつかない」

アレクサンダー・アルボン
「ハンガロリンクでのマシンのフィーリングを確かめたかったが、雨に邪魔をされた。FP1は十分な走行ができなかったし、FP2は土砂降りでほとんど何もできなかった。午前中のデータを確認して、明日なにができるか検討する。第2戦では開幕戦から改善された点があったが、それがここでは想定どおりに機能していないようだ。土日の天気は不安定なようだが、ドライが続いて習熟を重ねられればと思っている」

レーシングポイント
セルジオ・ペレス
「今日は、僕たちがオーストリアと比較してウエットコンディションに改善が見られたことを証明する良い機会だった。コンディションに関係なく、明日にむけて自信がついた。僕たちはQ3を狙えると思うし、そこから構築できると思う。今日は全員がさまざまなプログラムに実行していたし、理想的なコンディションでのプラクティスセッションは1回しかなかったけど、僕たちはマシンの理解をさらに深めるための良い一歩を踏み出したと思う」

ランス・ストロール
「マシンはいい感じだし、今日はしっかり走り込むことができた。今日の午後に雨が降ったのは残念だったが、ウエットでマシンの理解を深めることに取り組んだ。先週末と比較して、このようなコンディションで良い一歩を踏み出したと思う。そこはポジティブだ。今週末はコンディションが変化する可能性があるけど、重要なのはドライでも強いように見えることだ。全体として有益な一日だった」

マクラーレン
カルロス・サインツ
「ハンガロリンクの金曜日はチャレンジングだった。FP1では予想以上にバランスに苦労し、オーストリアでのパフォーマンスと比較して良いラップをまとめるのが非常にトリッキーだった。僕たちはさまざまな課題を見つけており、明日がドライになった場合に備えて、それらの課題に確実に適応する必要がある。ウエットの中ではほとんど走らなかったが、それ以外はマシンはそれなりな感じだった。FP2では、異なるセットアップを試してドライコンディションでのパフォーマンスを向上させるための特定のテストプログラムがあったけど、もちろん、それはできなかった。したがって、明日がドライになった場合はすべてをまとめて予選に臨むために一生懸命取り組む必要がある」

ランド・ノリス
「今日はかなりトリッキーだった。マシンのバランスと苦しんでいるという点でオーストリアとは非常に異なる状況にありる。去年は僕たちにとって良いトラックだったけど、今朝のフィーリングはそれほど良く見えなかった。明日ドライになった場合は、やらなければならないことがいくつかある。明日の天候はまだ分からないし、まだ楽しみだ。ある程度の進歩して、明日はまた挑むことができると思う」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ハンガリーGP