ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスがF1バーチャルGPに初参加
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダF1)とセルジオ・ペレス(レーシング・ポイントF1)が、アゼルバイジャンを舞台に開催されるF1バーチャルGPの第7戦に参加することが発表された。

7月のシーズン再開が決定したF1は、新型コロナウイルスの世界的な流行による2020年のF1世界選手権の中断期間を持ち上げるために公式eスポーツイベント『F1 Esports Virtual Grand Prix』を開催している。

F1バーチャルGPは、コードマスターズが開発した公式ゲーム『F1 2019』が使用される。第7戦は残念ながら中止となったF1アゼルバイジャンGPの代替としてバクー市街地コースが舞台となる。

今回の大会には、ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスが初参加。ランド・ノリス(マクラーレン)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)に加えた8名の現役ドライバーが参加することになる。

前回大会のモナコで初参加していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)とエステバン・オコン(ルノー)は今大会では不参加となる。

先週、シミュレース環境を揃えたことをInstagramで明らかにしていたセルジオ・ペレスは「eスポーツ競技に参加できることに興奮している」とコメント。

「本当に話題になっているし、レースを観ているととても楽しい。本物よりもさらに楽しいときさえあるくらいだ!」

「トップドライバーの実力を見るのは本当に素晴らしいことだし、もちろん、彼らはその道のプロなので、すぐに彼らのレベルで戦えるとは思っていない。でも、正直、今はレースを本当に恋しく思っているし、競争に戻って、自分に何ができるか見てみるのを楽しみにしている」

また、F1バーチャルGPに毎回ゲストプレイヤーが参加しているが、今回はマンチェスターシティのディフェンダーであるアイメリク・ラポルテがルノーF1から、ACミランのゴールキーパーであるジャンルイジ・ドンナルンマがアルファタウリ・ホンダF1から参加。レッドブル・ホンダF1は元ダカールラリーのチャンピオンである2輪選手マティアス・ウォークナーを起用する。

また、F1は6月28日のフランスGPの代わりにバーチャルGPは開催せず、6月7日のアゼルバイジャン、そして、6月17日のカナダでF1バーチャルGPを終了することを発表した。

F1のデジタルビジネスイニシアチブおよびEスポーツの責任者であるジュリアン・タンは「実際のレースが不可能だった時期にF1を世界中のファンに届けることができたバーチャルGPシリーズを非常に誇りに思っている」とコメント。

「これまでにシリーズに参加したチームとドライバーに非常に感謝している。オーストリアで2020年のF1世界選手権シーズンの幕開けに向けて準備を整えているため、今後数週間でシリーズを終了することを楽しみにしている」

「我々のバーチャルGPシリーズの一部として大きな勢いが集まっており、この勢いを我々のeスポーツ戦略にさらに発展させることに興奮している」

F1バーチャル・アゼルバイジャンGPは、6月7日(日)の17時UTC(日本時間26時)から開催される。

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / セルジオ・ペレス / ピエール・ガスリー