F1アブダビGP 金曜フリー走行
2019年のF1世界選手権 最終戦 ブラジルGPのフリー走行が11月29日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた。

初日のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分36秒256。好調なボッタスだが、エンジン交換によるペナルティで後方スタートが決定している。2番手には0.310秒差でチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2体制で初日のセッションを終えた。


1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「順調な一日だった。マシンは最初からバランスが取れていました。今週末は新しいエンジンを使用しなければならなかったが、これもうまく機能しているようだ。両方のセッションで僕のペースは競争力があるように見えたので、その観点から僕たちは間違いなくシーズンの最後のレース週末にむけて良いスタートが切れたけど、明日にはまだ改善の余地があると確信している。FP1での最初の数回の走行ではトラックは少し埃っぽかったけおd、すぐに進化し、セッション全体を通してかなり良い状態だった。FP2セッションの終了は、グロージャンとのマイナーなインシデントによって妥協を強いられた。彼は僕がインサイドからオーバーテイクしようとしているので見えていたと思っていたが、見ていないことに気づいた時には、もう逃げようがなかった」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「僕にとってはいつもの金曜日だった。今日はリズムに乗るのに苦労したけど、調子のよい日もあれば悪い日もある。マシンの感触はよかったけど、それでもチームとして、そして僕が個人的に取り組むべきところがある。今夜はじっくり県庁して明日に向けてそこを修正したい。マシンについて、いくつか新しい方向性を探ろうとしている。どこがうまく機能するかはわかっているので、クルマを違う場所にプッシュしてみて、他にクルマとタイヤを将来的に利用できる部分がないか探している」

3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「最初のセッションはかなりチャレンジングだった。マシンのバランスがあまりよくなかったけど、かなり進歩したし、FP2ではパフォーマンスが良くなった。アブダビでは予選とレースが夜に開催されることを考れば、FP2の路面コンディションの方が予選とレースに近いのでポジティブだ。ここでは、タイヤデグラデーションがかなり重要な要素になる。僕たちは最初と2番目のセクターでは速そうだけど、セクター3でのパフォーマンスを最適化するために作業しなければならない。そこに集中して、さらに改善するつもりだ。僕たちのライバルはFP2よりもさらに強いかもしれないので明日どうなるか見てみよう」

4番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「このサーキットの中低速コーナーでは、ライバルに比べて僕たちはまだスピードが不足している。セクター3が本当に響いている。タイヤの熱入れに苦労しているし、クルマは運転しずらい。もちろん限界でドライブしているときは、どんなクルマでもドライブがより難しくなるものだ。そして、それが僕たちがここでやらなければならないことだ。堅実な週末になるようにベストを尽くす。セットアップは改善できるし、日曜日に戦えるかどうか見てみよう。今日はバリアに当たってしまった。スピンするとは思っていなかったのでちょっと驚いた。リアを立て直さなければいけないのはわかっていたけど、あまりうまくいかなかった。少し不運だったけど、ダメージはリムだけで済んだはラッキーだった」

5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「総合的には手堅い結果を出せた初日になった。マシンのバランスに満足かといえば、まだ改善できる部分はあると感じているが、総合的には満足している。メルセデスがここではまた速さを見せていて、彼らを上回るのは難しいかもしれないが、明日の予選は互角に戦えるのではないかと思っている。今夜タイヤのデータ解析をする予定だが、今日の走行では特に予想外のことはなかった。ソフトタイヤは1周は速さを保つことができるが、ロングランでは想定通りの距離でパフォーマンスが落ちていった」

6番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)
「難しいサーキットではあるけど、今日は手ごたえを感じることもでき、あと一歩のところまできていると思う。タイヤを(適正な温度で)機能させるのが難しいし、コース上にダストが溜まりやすいので、多くのマシンがスピンしていた。マシンのバランスは悪くはないですが改善できる点はまだあると思う。マックス(フェルスタッペン)が速さを見せていたので、明日どのような結果になるか楽しみだ。僕のマシンは特にセクター3でのパフォーマンス向上のためにもう少しチューニングが必要だが、少しずつ改善できていると思う。フェラーリが予選ではきっと速さを見せると思うけど、僕たちも予選でどこまでいけるか楽しみだ」

7番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「僕はこれまで走らせたことのない改良版のパッケージを走らせていたので、フィードバックを与えつつ、将来に向けた学習に取り組んでいた。FP1でフロアや改良パーツにかなり満足できていたので、2回目のセッションでも使おうと言った。残念ながら、このパッケージは1つしかないので、明日はマシンを戻さければならない。今日は良い仕事ができたし、FP1では6番手、FP2でも7番手と両方のセッションともベスト・オブ・ザ・レストだったのに残念だ。もちろん、レースペースは改善できると思うけど、いくつか別のことを試していたし、もっとうまくやれる場所もわかっている。この後、明日に向けて別のパッケージに戻さないといけない。バルテリ(ボッタス)は彼のミスだご謝ってくれた。フロアのひとつを貸そうかとも言ってくれたけど、自分たちが把握したものを使うことにするよ」

8番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「良い1日だったし、FP2でのペースは競争力だった。一番参考になるのは夕方のセッションなのでかなり楽観的だ。明日はかなりタイトになりそうだし、0.1~0.2秒の違いがQ3に行けるかどうかの分かれ目になるだろう。明日は全てをまとめてリズムとペースを見い出せたし、予選で良いリザルトを確保できるはずだ。レースペースも競争力があるのでこれを日曜日に持ち越したい」

9番手:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
「今日は生産的な一日になった。FP1は(気温や路面温度など)決勝レースとのコンディションが違うのでそこまで大切ではないが、それでもいくつかの部分は参考になったし、マシンの挙動も確認することができた。FP2は決勝と同様のコンディションなので、重要性が上がるが、そこで多くの周回を走行でき、充実したセッションになった。明日さらに改善するためにどこを修正すればいいのか、今晩の分析で明らかになると思う。マシンにはいい手ごたえを感じているけど、ここで作業を止めていいというわけではないし、週末を通してコンディションは変化していくので、それらにきちんと対応していく必要がある」

10番手:ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
「FP1では赤旗中断や僕の2回目の走行がほかのマシンにブロックされたりと、少し荒れた展開で周回数も少なく、あまり理想的なセッションにはならなかった。それでも、計画していたいくつかのメニューを消化できたことはよかったと思っている。FP2では2台のマシンでいろいろなことを試し、明日の予選に向けてベストなセットアップを検討するためのデータが取れたので、より充実したセッションになった。ロングランのペースはよかったし、ショートランについてもさらに改善できると思っているので、今日はいい午後になった。トップ10圏内で1日を終えられたので、ポジティブな気持ちで明日に臨むことができる」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1アブダビGP