F1 ハンガリーGP
2018年のF1世界選手権 第12戦 ハンガリーGPのフリー走行が7月27日(金)にブダペストのハンガロリンクで初日を迎え、フリー走行1回目と2回目が実施された。

初日のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。1分16秒834をマークした。2番手には0.074秒差でマックス・フェルスタッペン、3番手には0.227秒差でダニエル・リカルドとレッドブル勢、4番手にはキミ・ライコネンが続いた。

メルセデスはルイス・ハミルトンが0.753秒差の5番手、バルテリ・ボッタスが6番手。トップ6のマシンは1分17秒台に入れている。

1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「午前中のセッションよりも午後の方がかなり満足できた。クルマは一発の速さでもうまく機能していたと思う。まだ改善できると思うけど、技術的に言えば、今回はこれまでで一番の金曜日だったかもしれない。僕たちの前に多大な作業があることは、心を忙しいままにして週末を過ごすには最善のことかもしれない。簡単ではなかかったけど、やらなければならない仕事に集中していた。このトラックはオーバーテイクがとても難しいので、予選セッションとスタートがとても重要だし、違いを生むことになるだろう。最初の数コーナーの後に前にいることが重要だけど、その地点にたどり着くまでにはやらなければならない仕事はたくさんある」

2番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「このサーキットで良いラップタイムを刻むには優れたバランスが必要だし、僕たちにはそれがあると感じている。クルマはいいけど、残念ながら、まだストレートでまだ少しタイムを失っている。コーナリングでの強さがそれを十分に補えるかどうかはわからないし、様子を見てみなければならないだろう。まだクルマのセットアップはもう少し改善できると思うし、今日のベストタイヤよりも速くなるだろうけど、それがポールポジションを獲得するのに十分かどうかはわからない。予想していたとは思うけど、僕たちは非常にタイトでツイスティなセクター2で強い。ここはオーバーテイクが難しいので予選が重要だし、早めに前に出ることが不可欠だ。もうひとつの要因はタイヤマネジメントと戦略だ。それがレースでは重要になってくるし、日曜日までに理解を深められるように今夜データを調べていく。メルセデスはウルトラソフトに少し苦労しているようだけど、彼らは明日になればいつものように仕上げてくると思う。彼らがパワーモードでどれくらいゲインを得てくるかも不明だ。ロングランでは彼らはすでにかなり競争力がありそうだ」

3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「今日は良い一日だった。午前中はいいスタートが切れたし、午後も強かった。僕たちには十分にフロントローを狙えるクルマがあると思う。一発の速さはまだ改善できると思うけど、ロングランのペースは良さそうだし、全員がとても拮抗している。今週末もトップ6はタイトになると予測していたけど、それは明日も同じだと思う。ラップタイムはまだ改善できると感じているけど、ここまでは良いスタートが切れている。今日はウルトラソウトとソフトの両方のタイヤがかなりうまく機能していたと思うし、ロングランでも持ちに関しては問題なかった。明日はウルトラソフトが好みだと言えるけど、今夜プランを練って、様子を見てみるつもりだ。フロントローに並べれば完璧だ。2列目でも大丈夫だ。ここはオーバーテイクが難しいので3列目にはなりたくないね」

4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「とてもノーマルな金曜日だった。できるだけ多くのことを試し、学んだ。様々な点でコンディションは簡単ではなかったけど、金曜日には普通のことだ。ラップタイムにはあまり注意を払っていない。プラクティスセッションでは重要なことではないからね。まだやらねければならない作業があるのは確かだけど、それほど悪くはないし、クルマは期待通りに機能している。明日は必要なスピードがあることを願っている」

5番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「比較的ノーマルな一日だった。予想通り、フェラーリとレッドブルはかなり速かったし、僕たちよりも少しペースがあったので、僕たちには今夜やらなければならない作業がある。ここはトリッキーなサーキットだし、タイヤはオーバーヒートしている。リアタイヤを労わることが最大の問題だ。今日の温度とコーナーが続くトラックレイアウトによってタイヤをクールダウンさせる時間がなくて本当にトリッキーだった。これから報告会を行って、明日までに何を変更していけるか詳しく検討して考察していく。今夜何らかのことを見つけられることを願っている。明日は晴れて欲しい。今夜どのような変更を施したとしてもそれをテストできるようにね」

6番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「今日は簡単な一日ではなかった。クルマは運転しづらかったし、特にFP1ではラップをまとめることに苦労していた。FP2ではなんとかセットアップを改善させることができたけど、やらなければならない作業はまだたくさんある。難しいサーキットだし、すべてのコーナーを正しくまとめるにはバランスの取れたクルマが必要だ。クルマをもっと安定させる必要がある。明日は風向きが変わると予報されているのっで、そこも考慮する必要がある。ウルトラソフトを一貫して機能させることに苦しんでいたし、いくつかオーバーヒートの問題があった。ここはオーバーテイクが難しいので、トラックポジションが重要だし、常にピットストップを少なくできるにこしたことはない。レッドブルとフェラーリは予想通り速い。かなりの接戦になると思う」

7番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「今日はほとんどのプログラムを終えることができた。午前中はマシンに問題があって、走行時間を少し失ったけど、もう一台からベストな情報を得て、良い午後を過ごすことができた。新品タイヤで7番手とのギャップがかなりあったし、レースペースもまだもう少し改善できると思うので、日曜日は良い結果を目指せると思う。僕たちの目標は、今からできるだけのことをやって、過去ではなく、将来に目を向けていくことだ。あと10戦あるし、良い結果を目指していきたい」

8番手:カルロス・サインツ (ルノー)
「このコースを走れて楽しかったし、クルマのフィーリングはかなりいい。通常のプログラムを実行して、ポジティブな進歩を果たすことができた。いつものようにクルマのどこを改善する必要があるかは特定しているし、明日を特に楽しみにしている」

9番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「今日1日、とてもいい時間を過ごせました。僕の好きなサーキットの一つであるブダペストでまたレースをすることができて、とてもうれしい! 今日は両セッションとも多くのテストをこなすことができ、実りあるセッションとなった。1回目のフリー走行からマシンの感触もよく、今週末のベースとなるセットアップに自信を持っている。このベースセットアップがあれば、あとは微調整を重ねていくだけだ。まずは明日の予選で結果を出すために、チームのみんなと集中して取り組んでいこうと思う」

10番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「まずまずの一日だった。予選までにやらなければならない仕事はまだあるけど、2回目のプラクティスが終わるまでにいいマシンバランスに近づいていた。ここをドライブするのはいつも楽しい。サーキットはシーズンのハイライトのひとつだし、毎ラップで笑顔になる。F1カーでここを走るのは本当に特別な気分だし、クルマが思い通りに機能しているときは本当に楽しい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ハンガリーGP