F1 ベルギーGP 決勝:ドライバーコメント
2015 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX
1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「とてもハッピーだ。クルマのペースは素晴らしかったし、バランスもファンタスティックだった。これ以上良くなりようがないほどのレースだったし、一度もプレッシャーを感じなかった。ストップ後のアウトラップはちょっとイージーに行った。それでニコが接近してきたけど、常に安全なギャップは保っていた。ここにいるみんなとファクトリーのみんなのハードワークに心から感謝したい。クルマは週末ずっと素晴らしかったし、クルーはいい仕事をしてくれた。天気が良かったので、このサーキットをさらに楽しめたし、観客もすごかった。物凄い歓声が聞こえたし、イギリス国旗が揺れていて、本当にありがたかった。みんなのサポートに感謝している。モンツァでまた会おう!」
2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「スタートで失敗してしまった。エキストラウォームアップラップの影響があったかもしれない。正確なことは調べないとわからないけど、とにかく、モンツァに向けて僕はそれを改善しなければいけない。それによって追い上げを強いられることになったけど、それはある程度うまくいった。2番手まで巻き返してルイスとのギャップも少し縮めることができたかね。でも、オーバーテイクが可能な距離には入れなかったし、そのチャンスはなかった。今日は彼が勝利にふさわしかったし、チームにとっても素晴らしいリザルトだ。僕たちに与えられたクルマは本当に素晴らしかったから、彼らに感謝したい。今後のレースでも同じレベルのパフォーマンスを期待している。今まで通りハードにプッシュしていく」
3位:ロマン・グロージャン (ロータス)
「今日のリザルトは素晴らしい。チームにとっても、もちろん、僕自身にとってもね。昨日の予選の時から笑顔になっていたけど、今日は信じられないようなレースだった。43周の間、重要なところで全てがうまくいった。僕は今日、全身全霊でドライブしたし、レース中は100%プッシュした。素晴らしいオーバーテイクもできたし、セバスチャン・ベッテルに追いつき、できるなら抜きたいと思っていた。もちろん、彼にとっては最後にタイヤトラブルが起きてしまったのは不運だった。でも、僕たちは本当に懸命に表彰台を目指していた。レースの最終ラップはとても感傷的になってしまったよ! 今日は最高の気分だった」
4位:ダニール・クビアト (レッドブル)
「とても面白いレースだったし、今日は本当に楽しかった。オーバーテイクの機会がたくさんあったし、クルマもうまく機能していた。バーチャルセーフティカーの間にピットインしないというチームの戦略がうまくいったし、最終スティントも力強かった。チームは良い仕事をしたし、堅実なポイントを獲得することができた。今日のパフォーマンスには満足するべきだし、今後のレースでもこの状態を続けられることを願っている」
5位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「5位と10ポイントは良い結果だけど、今日は実際に表彰台を争うにはペースが足りなかった。スタートはとても強かったし、オー・ルージュ後にルイス(ハミルトン)と並んだ1周目はリードを奪う目前だった。良いリズムで落ち着いていたけど、最初の2つのスティントではソフトタイヤのデグラデーションがとても高かった。ミディアムではもう少し良かったけど、ローダウンフォースセットアップでミドルセクターで苦しんでいたし、ペースが損なわれた。僕たちは速いクルマとレースをしていたし、グロージャンやクビアトを倒すのは厳しかったので、パフォーマンスを分析して、改善できる部分を確認する必要がある。すでに僕たちが競争的だとなはずのモンツァでの次のレースを楽しみにしている」
6位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「僕にとってはフラストレーションが溜まる一日だった。スタートで苦しんだし、その後も第1スティントでのソフトタイヤが本来の働きをせず、いくつかポジションを失ってしまった。その時点で僕たちは追い上げる立場だったけど、ミディアムはうまく機能した。フォース・インディアのペレスは直線のペースが良くてオーバーテイクできなかった。難しい1日だったけど、それでも6位でフィニッシュしたことが今週末で一番のポジティブな点だ」
7位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「もちろん、僕たちがゴールしたポジションに満足なんかできないけど、スタートした場所よりははるかに良い。昨日は問題があったけど、今日はきとんと良い結果を残したかった。スタートはかなり悪かった。ホイールスピンが酷かったし、第1コーナーも理想的ではなかった。でも、とてもうまくリカバーできたと思う。マシンはレースを通してハンドリングが良かったけど、終盤はちょっとフロントタイヤが尽きてしまった。今日はベストを尽くしてポジションを上げようとしたけど、これだけ後方からだと簡単ではない。でも、頑張り続けていくし、そのうち僕たちの方に運が味方してくれることを願っている。チームとしては正しいことをやっているけど、いつも何かが起きてしまい、期待した結果が得られない。この後はモンツァ、僕たちのホームレースだ。ファンのみんなの前で力強い週末を過ごせたら素晴らしいね。次もストレートが多いトラックなので、ライバルとの戦いは楽ではないだろうけど、新しいパーツもいくつか持ち込む予定なので、それが戦いに役立つことを願っている」
8位:マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
「なんて面白いレースだったんだろう。後方からスタートして、最終的に8位でフィニッシュできたのはイ号だ! ペースはとても力強かったし、オーバーテイクを楽しんだ。今日のレースにはとても満足できると思う。クルマの感触は素晴らしかったし、フェラーリとウィリアムズを抑えることができた。本当に楽しかったし、いくつかのオーバーテイクはちょっとリスキーではあったけど、後方からスタートするときは、前進したければ頑張らなければならない。週末のスタートは簡単ではなかったけど、最終的に素晴らしい仕事ができたし、チームの大きな努力、そして、母国の観客のサポートに感謝したい。今日の8位には僕たち全員が満足している!」
9位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日は僕たちらしい結果を得られなかった。ピットストップとレースペース、この2つを分析しなければならない。レース中はもっと力を出せると思っていたけど、ソフトタイヤを履いた第1スティントがうまくいかず、難しいポジションについてしまった。モンツァではしっかりと巻き返せるようにしなければならない」
10位:マーカス・エリクソン (ザウバー)
「まず第一に良いスタートを切れたし、ターン5でうまく仕掛けてダニール(クビアト)を抜くことができた。レースのかなり初期にフロアにデブリが刺さっているのがわかったし、第1スティントでダウンフォースが失われた。競争力を維持できなかったし、いくつか順位を失ってしまった。ちょっとフラストレーションを感じた。第2スティントにむけてデブリを取り去り、もっとプッシュしていくことができた。それでも、ペースは期待していたほど強くなかった。最後はちょっとラッキーだったし、1ポイントを獲得することができた。僕としては2戦連続でポイントを獲得できてとても嬉しい」
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