F1 ベルギーGP 予選:ドライバーコメント
2014 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX
1位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「スパでポールポジションからスタートするのは最高だ。このようなコンディションは、トラックがさらに難しくなるし、簡単ではない。でも、今日はインターミディエイトタイヤで状況がとても安定していたので、これまでほど難しくなかった。今日の予選パフォーマンスは素晴らしかったし、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝しなければならない。僕のエンジニアたちは、セッション中に何かを変化する機会のすべてで、正しいセットアップを見つけるのを助けてくれた。クルマは最後にはどんどん良くなっていったので、とても嬉しかったし、他チームとの差がとても大きいことに少し驚いている。そうは言っても、明日は良いスタートを切って、クリアなレースをしたい。ブダペストのように、重要なのは日曜日だからね。でも、僕っちには素晴らしいクルマがあるのでかなり自信を持っている。レースが楽しみだ」
2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「最近の週末はいろいろトラブルがあったので、すべてをまとめられるかどうかと、ちょっと緊張して予選に臨んだ。でも、チームの努力が報われたのを見るのは素晴らしかった。このサーキットはウェットではとても難しい。パフォーマンスがギリギリのときは、ドライよりおそらく楽しいけど、コンディションがかなり安定していたので、それほど悪くなかった。このサーキットはブレーキに自信を持つ必要があるし、残念ながらQ3のアタックでは左フロントブレーキが鈍かったのでクルマが横にぶれた。こういうときは立ち直ってブレーキを温めるのが本当に難しいので、最終アタックでは制動力がやや失われ続けた。でも、それほどがっかりはしていない。去年、僕はポールポジションからスタートしたけど、ケメル・ストレートでセブに抜かれたので、P2は最高の順位かもしれないね。グリッド順位に関しては不幸中の幸いかもしれない」
3位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「今日は昨日とは違ったストーリーになった。今日は多くのラップを走れたし、雨も僕たちの味方になったと思う。ドライコンディションではここまで高い予選ポジションは得られなかったと思う。なので、僕たちにとって良い一日だったし、良いリザルトだ。明日のレースではメルセデスと比較してもう少し競争力があるはずなので様子をみてみよう」
4位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今日の予選は順調にいったと思う。でも、トラックに出るたびに、コンディションがどうなのか、路面のグリップがどれくらいあるのかわからなかったので、簡単ではなかった。4位は素晴らしい結果だし、とても興味深いレースになると思う。僕たちはいろいろなエアロ構成を試したので、競争力があるように見えたとしたら、それはおそらく他チームよりうまく適応したからだろう。確かに雨は有利だったけど、昨日のドライのロングランでもペースは良かった。どんなコンディションになっても、明日は完璧なレースをして、正しいタイヤ選択をしなければならない。タイヤセットはすべて新しいし、二つのコンパウンドのうち、スタートとレース序盤で使うタイヤはソフトだと思う。ミディアムは少し遅いけど、デグラデーションに関してはソフトと同じ程度なので、ミディアムをレースで使うのはできるだけ短くして、正しいタイミングで交換する必要がある」
5位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「ブランシモンではヒヤっとした。あのコーナーはウェットではトリッキーだ。ブレーキは決してフルではなく、いつもは軽くはたく感じだけど、セッション終了間際でチェッカーフラッグが迫っていることがわかっていたので、ちょっとプッシュしすぎてしまった。後から考えれば、ちょっと時間を犠牲にしてしまったと思うけど、あのようなコンディションでは決して完璧なラップはできないものだ。スパは独特だし、トラックはとても長い。サーキットのいくつかの部分は他よりも乾いているし、ほぼ全てのラップが手さぐりだ。でも、ここを走るのは素晴らしいね」
6位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「トップタイムで終えた最終プラクティスは、僕たちがドライで非常に強いクルマを持っていることを示したけど、ウェットコンディションによって他のクルマが僕たちに迫ってきたし、残念ながら、僕たちは本来できたはずの予選順位に届かなかった。トラフィックのせいでウォームアップラップ中にタイヤの温度を少し失った。そこが大きかった。それによって最後の走行はその前より難しくなってしまった。それに予選を通してセクター2でタイムを失っていた。シーズン序盤に比べれば僕たちのウエットのペースはかなり進歩したし、6番手はそれでも悪いポジションではない。明日はやれることがたくさんあるし、ドライのレースになればフェラーリやレッドブルに挑戦するチャンスはあると思う」
7位:ケビン・マグヌッセン (マクラーレン)
「今日のコンディションはかなりトリッキーだった。Q2に行けないかもしれないと思ったくらいにね。最初のラップのターン1で両方のフロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、アンダーステアが酷くなってプッシュできなかった。でも、何とか進むことができて良かった。Q2を切り抜けて、Q3もかなりうまくいった。良いラップができたし、クルマには良い感触を得ている。まあ、7番手が素晴らしいリザルトではないのことは認めるけどね。でも、明日のレースをスタートするのに悪いポジションではない。ここでのドライビングがどれくらい楽しいか、いくら強調してもしきれない。どんなレースカーでも、このコースを走ると本当に感動する。最高の楽しみだし、明日はここへ来た目的を果たすことができれば嬉しい。良い結果を出して、多くのポイントを獲得することだ。ドライレースになるといいね」
8位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「予想外の出来事がたくさんあった金曜日のあと、今朝はマシンのドライバビリティにはそこそこ満足していた。午後になって雨が降ると、すべてが予測不可能になり、クルマがあらゆる場所でスタイドして、1周をうまくまとめるのが簡単ではなかった。Q3の最後のアタックではベストを尽くしたけど、いくつかミスをして順位を落とした。少しがっかりしているけど、明日のレースのことだけを考えたい。天気はとても変わりやすいので、チャンスがあると思うし、長いレースになるだろう。できるだけ順位を上げるために頑張りたい。そのためには、正しいタイミングで正しい判断を下すことがとても重要になるだろう」
9位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日は雨がとてもトリッキーだったし、僕たちの真のペースを見せることができなかった。Q1とQ2では堅実なペースがあるように見えたけど、Q3ではウォームアップラップでトラフィックにひっかかったせいでタイヤをきちんと暖められず、アタックラップでクルマのフルパフォーマンスを引き出せなかった。Q3ではコースがだんだん乾いていって速くなっていたのに、自分のQ2タイムより遅かった。きちんとしたラップができていれば、もっと速かったはずだ。明日は明日だし、僕たちの持っているペースを発揮して、ポジションを上げていけることを願っている」
10位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「Q3の1回目のアタックはかなりよかった。でも、2回目のアタック中に、ややドライのコンディションで丘の頂上で新品のインターがロックアップした。ロックアップすると、それで終わりだ。まっすぐ走ってしまい、アタックが終わりになった。続けようとしたけど、1.5秒遅れていたので、取り戻すことができなかった。望んでいたタイムを出せるはずのアタックだったけど、そうならなかったので残念だった。明日に関してはドライの方がいいね。ここでは、特にオー・ルージュではウェットだと本当に混乱する。ウェットの場合はいつも1周目のあと大変なことになるので、ドライの方がいい。実際ドライなら、良いレースになるだろう」
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