F1 マレーシアGP 予選:ドライバーコメント
2014 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX
1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「今日の結果には本当に満足している。セッションはとても接戦だったし、終盤はかなり張りつめていたので、ポールポジションを獲得できて安心している。ラップは最適とは程遠かった。もう少しタイムを絞り出せたけれど、ありがたいことにその必要はなかった。信じられないくらい難しいコンディションだったし、今日はミスしていてもおかしくなかった。最後は後ろに誰かいるかを見るのも不可能なくらいだった。チームは今回も素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちには素晴らしいクルマがあるし、あとはこのパフォーマンスを明日に繋げるだけだ」
2位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「Q1で問題があるとわかったときは、鼓動がとても速くなった。ピットに入って、クルマをリセットした。問題は解決したようだったし、その後は順調だった。ウェットコンディションで走って、クルマの感覚を再びつかめたのは良かった。Q3は完璧ではなかった。あと一秒残っていればよかったね。最初の走行であちこちでもうちょっとタイムを縮められると感じていた。とても接戦だったし、接戦すぎたかもしれない。マージンを見れば、もっと速く走れたと思うけど、そのあとルイスにもチャンスがあったら、彼も改善していただろう。最終的にフロントローで良かったし、明日はグリッドの良い側なはずだ。スタートの出来にかかっているし、結果には満足している」
3位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「Q3の最後はエクストリームウェットタイヤであまり快適には感じられなかった。特にブレーキでね。でも、フェルナンドから3番手を奪うために十分に改善できたし、それは僕にとってポジティブだった。オーストラリア以降、セッションの管理の仕方は確かに改善しているし、僕はラインを横切った最後のクルマだった。でも、残念ながら、トラックはあまり改善しなかった。明日も天候は同じだと予想されているので、難しい波乱に富んだレースになるだろう。でも、それはいくつかポジションを与えるチャンスを与えてくれる。レースを楽しみにしているし、メルボルンのようにそれを最大限に利用したい」
4位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今回の4番手には本当に満足している。ステアリングに問題を抱えてQ3に入っていたので、本当に良い結果だ。クルマにどんな変更を加えるのにも多くの時間がかかるシーズンにスタッフはほんの数分でサスペンションを変更してくれた。本当に記録的なことだ。それに彼らは正しいタイミングで僕をトラックに戻してくれた。それによってQ3に進むことができた。クビアトの事故は僕たち両方にとって不運だったし、回避不可能だった。トロ・ロッソが見えたときには遅すぎたからね。通常通り、雨では視界が大きく減るし、宝くじのようになる。チームはQ3でも、いつ新品のエクストリームウェットを装着するかを理解するという点で素晴らしかった。路面コンディションがいいいときにスタートして、すぐに速いラップを刻むことができた。4番手と6番手からのスタートは、表彰台が可能だと思うし、メルセデスが示している状態は別として、彼らを追いかけているチーム間のパフォーマンスはかなり近い。今週末、僕たちは一発のパフォーマンスよりもレースペースにもっと取り組むことを選んだし、フィーリングはポジティブだ。天候によってタフで不確実なレースになることはわかっているし、どのようなレースを予想すべきかを把握するのは難しい」
5位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「ここで雨が降るときは確実に激しく降るし、今日は天候が最大のチャレンジだった。トラック上でスピーヅを見るケルのはタフだったし、視界もかなり悪かった。水しぶきが数100メートル先からくるので、とにかくきれいな道を得るために慎重に走らなければならなかった。Q3はちょっとおかしかったし、理由を理解しなければならないけど、いずれにせよコンディションを考えればトップ5はそれほど悪くない。ウェットではもっと良いチャンスが得られると思う。メルセデスはドライの午前中に本当に速かったので、明日がこのようなコンディションだったらいいね。セバスチャンは僕に対してかなり大きなギャップを築いた。彼のペースは本当に良かったし、ポールに近かったので、実際にどこを改善できるか見てみなければならない」
6位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「雨は今日の予選をとても難しくした。ウェットが楽ではないことはわかっていたけど、これほど多くの問題が発生するとは思っていなかった。トラクション不足に加え、エクストリームウェットでは何らかの理由で1ラップ後にグリップを失った。これから理由を解明しなければならないし、それは今後のレースで役に立つだろう。6番手には満足していないのは明らかだけど、状況を考えれば、驚いたとは言えないし、今は明日うまくやることについてだけ考えたい。特に高い気温によってタフなレースになるだろうけど、メルボルンよりは良くなっているので、それなりに自信はある。まったく問題が発生しなければ、もっと良い結果を得ることを考えられるだろう。全体的にクルマの感触は改善しているし、まだ進まなければならない道はあるけど、僕たちは正しい方向で作業している」
7位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「今日は気象状況によってかなりチャレンジングだった。雨が強かったし、水溜りや水しぶきが酷かった。視界が問題だったし、ブレーキングポイントを確認するのが難しかった。このようなコンディションでトルクの多いこのエンジンを走らせるのはトリッキーだし、低速コーナーの出口では本当にスムーズにスロットルを扱う必要がある。でも、チャレンジを楽しめたよ。僕たちは7番手だし、2回連続でトップ10グリッドにつけた。満足できる結果だと思う。僕たちはウェットでもドライでもトップ10の材料となるスピードがあることを示していたと思うし、明日はたくさんのポイントを獲得できることを願っている」
8位:ケビン・マグヌッセン (マクラーレン)
「このような雨のコンディションでもクルマはそれほど悪くなかったけど、僕たちはちょっとタイミングを誤ったと思う。僕はまだインターとフルウェットについて学んでいるところだし、このような午後に正しい判断をするのは難しい。でも、常に多くの発見があるし、全体的に今日は僕にとって良い経験になったと言いたい。8位はそれほど悪くないけど、良くもない。僕たちが望んでいる位置ではないので満足いていないのは確かだ。Q2の終盤にコースオフしてしまったのは残念だ。砂利を走ったことでフロアにいくつかダメージを負ってしまった。どれくらいパフォーマンスを失ったかはわからないけど、クルマがまとまっていたらQ3でも少し良い結果を出せたと思う。クルマの感覚はいいし、まだ利用でいていないポテンシャルがあるのは確かだ。明日はもっと良い仕事ができると思う。はっきりと優勝を争えるにはペースはまだまだかもしれないけど、僕たちは戦いのなかにいる。何が起こるか見てみよう」
9位:ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「9位でフィニッシュできたこと、そして2戦連続でトップ10に入れたことを嬉しく思っている。でも、難しい予選だったし、クルマを走らせるのは簡単ではなかった。これまであまり速くなかったけど、Q2ではなんとかとても良いラップができて、Q3に進むことができた。これから僕たちがどうしてウェットでかなり遅かったのかを理解するために全てのデータを調べてみなければならない。チームを本当に信頼しているし、会田は良い仕事ができると思っている。メルボルンのようにここでもポイント圏内でフィニッシュできることを期待してる。僕たちにはそれがきできるクルマがある」
10位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「Q3にインターで走るという決断は僕の選択だ。通常、僕がそのような判断をするし、それは正しい傾向にある。でも、今日は間違いを犯した。フルウェットで十分な速さがあるときは、インターで走るという選択をするというギャンブルに価値はない。でも、トップ10の後方で戦っているときは、どうなるか見てみるために試みる価値はある。でも、おかしなことに間違った判断をしたことにはそれほど失望はしていない。違った判断をしていても、いくつか順位を上げられただけだったし、それは僕たちが目指していることではない。なのでギャンブルをする価値はあった。それに明日もウェットなら全員にとってタフになるだろう。このよなコンディションではタイヤはまったくグリップしてくれない。全マシンが去年よりも明らかに低いダウンフォースで走っているからね。明日何が起こるかは誰にもわからない。でも、わかっていることのひとつは、雨が降れば、トリッキーだということだ」
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